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書く事は修行

『 原田マハ、アートの達人に会いにいく』原田マハ

原田マハさんが
2014年からおよそ
7年間にわたって
33人のアートの
達人と繰り広げてきた対談も、
だからひとつひとつが濃厚で、
味わい深い。
では本書に登場する
アートの達人とは一体誰か。
それは、写真、映画、建築、
マンガ、詩や短歌、
絵本の創作者に加え、
コレクター、美術史家、
美術館館長、文学者、音楽家、
シンガーソングライターと、
とにかく多岐にわたる。
しかしこの達人たちに
共通するのは、
みんな「アートとは
社会や人間にとって
一体何なのか」
という哲学的命題を
それぞれの分野で
真摯に追究している
求道者であることだ。
だから、
本書をくれぐれも
普通の対話集と思うなかれ。
本書は対話集という
体裁をとってはいるものの、
実は超一流講師陣
によるアートについての
愛に溢れたレクチャー
33本ノックなのだ。

ブックバン

7年かけて、33人と
芸術家講師に体当たり
されたと言う事?

思わず、
うなずいたレビューの
一文が

「『生きる』ことを
『活かす』と書いて
『生活』でしょう。
今の時代はただ生きている
だけの人が
多いじゃないですか。
起きて食べて仕事して
ウンコして
また寝るだけじゃ、
まるで人糞製造機です。」
(美輪明宏)

ブックバン

美輪様!
流石で御座います。

愛の33本ノックって
野球⚾️を連想
そして、
鍛えてるって感じ
何を?

なんか面白そうです。
芸術家、アーティスト
からレクチャーを
受けてる感じに
なるのかなぁ………
気になる本だわぁ〜。

〇〇ノックと聞いて
思い出したのが、

『私はあなたの記憶のなかに』角田光代

父の葬式で甦る愛人と思しき
人との少女時代の日々、
中高一貫の女子校生特有の
甘酸っぱい体験。
離婚で家を出ていく妻に
告白する、認知症の老婆との
恥ずべきなのに
どこか温かくもやさしい、
学生時代のある夏の回想。
最も古いもので
’96年から’08年に発表された、
実に彩り豊かな短編8本
が収録されている。

これらのほとんどは、
角田光代さんが
「’04年から’10年ぐらいまで、
自分で1000本ノックを課して
大量の短編を書いていた」
頃のもの。
誰の周りにもいそうな、
ダメなところを持った、
あるいは何かの運に
見放されたような人たち。
懐かしいような、
心が震える小さな思い出。
どれも読む者の記憶の隅を
くすぐられる物語で、
著者の多彩な魅力
が存分に楽しめる。

「長編は取材などの
準備が1年はかかるので
すぐには書きだせないけれど、
短編は1000本ノック
のおかげですぐに
書けるように。
書きたいテーマもありますし、
短編は新しい書き方を
試みたりすることもできるので」

クロワッサン
『私はあなたの記憶のなかに』
著者、角田光代さんインタビュー。
どこか悲しくも
心くすぐられる短編たち。

1000本も短編集
書いたと言う経験で
すぐに書けますよ
書きたいテーマもありますし

と言い放つ
角田光代さんが
カッコいい!

彼女の書く主人公は
確かに、ダメなところ
を持った人達
『八日目の蝉』
『紙の月』
主人公がダメダメ
だけど、そのダメダメ
な人を応援したくなる
感じ………………
何なんでしょうね。

やはり、書く事は
スポーツの様に
鍛えるものなのか!

と思ったレビューでした。

………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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