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燃え尽き症候群は3パターン存在する

燃え尽き症候群は3パターン存在する
サラゴサ大学の研究

ある日、突然やる気を失うことがある
いわゆる燃え尽き症候群だ(バーンアウトとも呼ばれる)
燃え尽き症候群で真っ先に思い浮かぶのは、目標を成し遂げた人が陥るものだろう
しかし、研究によって、他にも燃え尽き症候群に陥るケースが確認された

5439人に対して生活や仕事に関するアンケートを行って、燃え尽き症候群になっているか調べた
結果、429人が燃え尽きていることが判明した
その人たちの特徴は、以下の通り
平均年齢 40歳
男性の割合 43.9%
大学卒業 50.2%
博士取得 36.2%
勤続年数4年未満 25.5%
勤続年数4年~16年 41.1%
勤続年数16年以上 33.4%
正社員 58.7%
病気休暇取得者の割合 29.8%
平均病気休暇取得日数 24日

長く働いている人がなりそうなイメージがあるが、そうでもないらしい
勤続年数が短くても燃え尽き可能性はある
また、社員かどうかも関係ない

分析の結果、燃え尽き症候群には3パターンあることが判明した
熱狂、挑戦不足、くたびれ、である

熱狂は、いわゆる皆がイメージする燃え尽き症候群である
目標を達成した人がやる気を失うパターン
目標にがむしゃらに走り続ける人に多く、野心家がなりやすい
また、目標達成を邪魔する人や組織がいれば、愚痴をこぼす

挑戦不足は、目標が簡単すぎる場合に起こる
目標が簡単すぎて、仕事に意義を見出だせなくなり、やる気を失う
見返りが感じられない仕事をしなくなる

くたびれは、目標が高すぎる場合に起こる
目標が高すぎて、自分には無理、到底できない、など思って諦めてしまう
目標達成が困難なので、やる気を失う
努力するモチベーションがないので、ずっと底辺をさまようことになる

つまり、目標は高すぎても、低すぎてもダメだ
適度な目標を設定する必要がある
さらに、目標を達成したら燃え尽きてしまうので、目標の達成直前に新しい目標の設定が必要である
最適な目標があれば、人は走り続けることができる

燃え尽き症候群の対策は、常に最適な目標を設定し続けることである

※紹介した3つは主な燃え尽き症候群の症状なので、他のタイプの燃え尽き症候群も存在します
別の理由で燃え尽きる場合もあります

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参考文献
Coping with Stress and Types of Burnout: Explanatory Power of Different Coping Strategies
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0089090

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