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筋トレで重いものを持ち上げるのは無意味!

筋トレで重いものを持ち上げるのは無意味!
新潟福祉医療大学などの研究

筋トレというと、重いものを持ち上げたり、持ち上げる動作にこだわっている人が多いだろう
しかし、それは間違っている
本当に大事なのは、重りを下げる動作である

56人の健康な男女を集めて、筋トレ(ダンベルカール)をしてもらった
グループを分けて、それぞれ違う方法で行ってもらった
ダンベルカールとは、まっすぐ地面に立ち、腕を下ろして両手にダンベルを持った状態から始まる
肘を曲げて、両手を持ち上げ、その後ゆっくり下ろす筋トレのこと

①、普通にダンベルカールをするグループ
②、ダンベルを上げるだけのグループ
③、ダンベルを下げるだけのグループ
④、対照群として筋トレをしないグループ

期間は5週間、週に2回の筋トレを行った
そして、筋肉量の変化を調べた

結果、普通にダンベルカールをしたグループと、下げるだけのグループの筋肉が増えていた!

二つのグループでは、エキセントリック(伸長性筋収縮)とコンセントリック(短縮性筋収縮)とアイソメトリック(等尺性筋収縮)の強度がアップしていることが判明した
しかし、増えた筋肉量には違いが出た
普通のダンベルカールグループは5.4%増加
下げるだけのグループは7.2%の増加だった

ダンベルカールの真髄は下げることと言えるだろう

ちなみに、ダンベルを上げるだけのグループは、わずかにコンセントリックの強度アップが見られた
対照群は当然ながら変化なし

筋トレをしている人は、いかに重いものを持ち上げられるか、どれだけ持ち上げられるか、を大事にしている人も多い
しかし、筋肉を効率的に増やしたいのなら向いていない
重りをゆっくり下ろすことに意識を向けたほうが、効果的なトレーニングになることは間違いないだろう

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参考文献
Comparison between concentric-only, eccentric-only, and concentric–eccentric resistance training of the elbow flexors for their effects on muscle strength and hypertrophy
https://link.springer.com/article/10.1007/s00421-022-05035-w

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