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お金に対する考え方と認知能力の関係

お金に対する考え方と認知能力の関係

お金に対する考え方は人それぞれですが、あなたはどのように考えていますか?
お金なんてなくても生きていける、という楽観的な考えを持っていますか?
それとも、お金がないと満足な生活ができない、という悲観的な考えを持っていますか?

実は、この考えの違いによって、認知能力に差があることが分かりました。

バース大学の研究者が、イギリス全土の4万世帯を対象にした研究データを使用して、被験者のお金に対する考えと認知能力を測定しました。

お金に対する考えは、翌年の経済的な状況についての質問で判断しました。
被験者は、翌年の経済的な状況はよくなっている、現状維持、ひどくなっている、のいずれかで答えました。
この回答によって、被験者は楽観主義者、現実主義者、悲観主義者に分類されました。

認知能力は、単語を思い出す能力、言語の流暢性、計算、推論能力などのテストで測定しました。これらのテストのスコアを合計して、認知能力の指標としました。

・結果

  • 認知能力が高い人は、お金に対する楽観主義になる確率が34.8%低くなっていました。

  • 認知能力が高い人は、経済の見通しについても現実主義になる可能性が22%高くなっていました。

  • この結果は、教育や学歴を調整した後でも変わりませんでした。

つまり、認知能力が高い人は、お金に対して悲観的な考えを持ちやすいということです。
逆に言えば、お金に対して楽観的な考えを持つと、認知能力が低くなる可能性があるということです。

この研究からわかることは、お金に対する考え方は、単に気分や感情の問題ではなく、認知能力の問題でもあるということです。お金に対する考え方は、認知能力に影響を与えるだけでなく、認知能力によっても影響を受けるということです。

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