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年を取っても記憶力を落とさない食事とは?

年を取っても記憶力を落とさない食事とは?

物忘れは誰もが経験することですが、年齢とともに増えていきます。集中力が切れたり、時間が経ったり、場所が変わったりすると、記憶が薄れてしまいます。

記憶力の低下は加齢だけが原因ではありません。食生活や生活習慣なども大きく影響します。
つまり、記憶力を維持するためには、自分の身体に良いものを摂取することが重要なのです。

今回は、年を取っても記憶力を落とさない食事について、ラッシュ大学の研究をもとに紹介します。

研究では、平均年齢81歳の960人の高齢者を対象に、食生活と記憶力の関係を平均4.7年間追跡調査しました。

その結果、葉物野菜を多く食べている人は、記憶力が低下するスピードが半分程度になっていたということです。
これは、11歳若返ったのと同じくらいの効果です。

葉物野菜とは、ホウレンソウ、小松菜、モロヘイヤ、ブロッコリーなどの緑色の野菜のことです。
これらの野菜には、ビタミンK、ルテイン、硝酸塩、葉酸、ケンペロールなどの栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素は、脳の神経細胞や血管を保護したり、炎症を抑えたり、酸化ストレスを減らしたりする働きがあります。そのため、記憶力や認知機能の低下を防ぐことに役立ちます。

もちろん、野菜だけでなく、お肉やお魚、果物などもバランスよく食べることが大切です。お肉にはタンパク質が、お魚にはDHAやEPAが、果物にはビタミンCやポリフェノールが含まれています。これらも脳の健康に必要な栄養素です。

ただし、今回の研究は観察研究であり、因果関係を証明したものではありません。野菜を多く食べることが、必ず記憶力の低下を防ぐというわけではありません。記憶力には、運動量、喫煙、アルコール、教育など、多くの要因が関係しています。

しかし、野菜を多く食べることには、記憶力以外にも多くのメリットがあります。野菜には、抗酸化作用や抗炎症作用があり、心疾患やがんなどのリスクを低減することが知られています。逆に、野菜を食べないと、様々な病気のリスクが高まります。

野菜を食べることは、心身共に健康に年齢を重ねるために欠かせません。野菜を食べることは、量だけでなく、種類も大事です。
色々な種類の野菜を食べることで、様々な栄養素を摂取できます。野菜を食べるメリットはとても大きいです。

物忘れを防ぎたいなら、葉物野菜を中心に、色々な野菜を積極的に食べましょう。野菜を食べることで、脳も身体も若々しく保てます。

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