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オープンオフィスで働くのはデメリットだらけ!

オープンオフィスで働くのはデメリットだらけ!

最近ではリモートワークも増え、自宅で作業をしている人が多くなっている
しかし、依然としてオフィスで働く人も多い
そんなオフィスだが、仕切りのあるオフィスもあれば、仕切りのないオープンオフィスもある
今回はオープンオフィスの研究をいくつか紹介する

18歳~59歳までのデンマークの従業員を調べた研究
オフィスで働いている2403人を対象に、オフィスの環境と病欠日数を調査した
結果、オープンオフィスで働いている人は病気になる確率が高くなっていた
個室で働く人に比べて、2人で働いていると病欠が50%増加、3人~6人で働いていると36%増加、6人以上で働いていると62%増加した
どうやら、ウイルスを撒き散らしてしまうので、病気になりやすくなるみたいだ

香港のオフィスで働く人の研究
259人の従業員に、職場の環境をアンケートした
また、従業員の生産性を調べて、何が生産性に影響しているのか調べた
結果、音と温度が関係していた
生産性が高いグループでは、騒音が少なかった
会話、電話、呼び出し音などが頻繁に起こる環境では、従業員の生産性が低くなる
また、ドアの閉じる音やBGMも生産性を下げる要因だった

バージニア州立大学の研究でも同じ結果だった
オープンオフィスで働く従業員は、仕切りのあるオフィスで働く従業員より生産性が低かった

カルガリー大学では、仕切りのあるオフィスからオープンオフィスに移った人を調べた
移動前、移動から4週間後、移動から6ヶ月後、にそれぞれ調査した
結果、オープンオフィスでは生産性の低下、ストレスの増加が確認され、職場の環境に不満を持っていることが判明した
さらに、人間関係にも不満を持っていた

コーネル大学は、人間工学に基づく机で作業をさせて、職場の環境がどのような影響を与えるのか調べた
結果、人間工学の恩恵を受けられるのは、機能をよく理解している人に限られた
机の機能の説明を受けて、どんなに素晴らしい商品か知っている人は生産性が上がった
しかし、説明を受けていない人が使用すると、生産性が下がっていた
どんなに素晴らしい商品でも、理解していないと宝の持ち腐れになる

また、オランダの研究では、職場の室温によって年間で2.5日病欠があることが確認されている
職場の環境がいかに大切か伺える

とまあ、こんな感じでオープンオフィスにはデメリットだらけである
オープンオフィスで働いている人は、自分で衝立を用意したり、耳栓をつけてみてはいかがでしょうか?
生産性がアップして、ストレスがダウンすると思いますよ

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参考文献
Open-plan offices make employees less productive, less happy, and more likely to get sick
http://qz.com/85400/moving-to-open-plan-offices-makes-employees-less-productive-less-happy-and-more-likely-to-get-sick/

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