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権力を持つと時間の感覚がバグる

権力を持つと時間の感覚がバグっている
カリフォルニア大学バークレー校の研究

いつの世も上司は部下に無茶ぶりをする
一体なぜだろうか?
答えは簡単である、上司は時間の感覚がバグっているからだ

平均年齢19歳の男女104人を集めた
被験者にパズルを解いてもらい、自分が権力を持っているかどうかを調査した
権力を持っていると感じた人に上司、権力を持っていないと感じた人に部下の役割をそれぞれ与えた

被験者に仕事を割り振るタスクを与えて、権力の有無で仕事の割り振りかたに違いが出るのか調べた
その際、上司役を任された人にはより権力を感じてもらう工夫をした
フカフカのクッション、座席の高い椅子を用意して、物理的にも権力を感じれるようにした
ちなみに、部下役の人は普通の椅子に座らされた(○| ̄|_)

分析の結果、上司役の時間感覚がバグっていることが判明した
上司は部下に比べて、時間が多くあると思っていた
1週間後に締め切りがある仕事を与えられた場合、上司は『1週間もある』と思い、部下は『1週間しかない』と思う
この時間感覚の違いが上司の無茶ぶりに繋がる

上司は時間が余っていると思うので部下にたくさん仕事を割り振る
しかし、部下はギリギリで仕事をこなしている
さらに、上司は余裕があると思っているので、追加で仕事を依頼する
部下はただでさえ、ギリギリなのに仕事が追加されて、パンクする

よく、部下が上梓に対して現場のことを分かっていないと言うが、原因の一部はこの時間感覚の違いだろう
時間感覚を取り戻す手っ取り早い方法は、権力から切り離すことだろう
無礼講の場を設けたり、部下と一緒に働くといいだろう

うまく回っている会社は上司と部下の距離が近い
上司と部下で感じていることに違いがないので、適切に仕事を割り振ることができるだろう

普段から、時間が足りないと思っている人は出世したらどうだろうか?
出世して、権力を持てば時間の余裕ができるかもしれない

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参考文献
The Power to Control Time: Power Influences How Much Time (You Think)You Have
http://static.squarespace.com/static/50f6f441e4b08191027c661d/t/536d0b7fe4b00b5a4b68dc84/1399655295148/Moon & Chen in press JESPpdf.pdf

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