見出し画像

ヴィーガン食には健康上のメリットがあるらしい?

ヴィーガン食には健康上のメリットがあるらしい?

ヴィーガンとは、動物性の食品を一切摂取しない食生活のことです。
肉や魚はもちろん、卵や乳製品も食べません。野菜や果物、豆類や全粒穀物など、植物性の食品だけで生活します。

ヴィーガンになる人の理由は様々です。動物愛護や環境保護、宗教や倫理など、自分の信念に基づいてヴィーガンになる人もいます。また、健康や美容のためにヴィーガンになる人もいます。

しかし、ヴィーガン食には本当に健康にメリットがあるのでしょうか? また、ヴィーガン食にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

今回は、スタンフォード大学の研究をもとに、ヴィーガン食について考えてみたいと思います。

・ヴィーガン食のメリット

スタンフォード大学の研究では、一卵性双生児の22組を対象に、片方にヴィーガン食、もう片方に普通の食事を8週間食べてもらいました。

その結果、ヴィーガン食を食べた双子は、以下のようなメリットが見られました。

  • コレステロール値が下がった
    ヴィーガン食は動物性の脂肪を含まないので、血中のコレステロール値が下がります。コレステロール値が高いと、動脈硬化や心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが高まります。ヴィーガン食は、心血管疾患の予防に効果的です。

  • 血糖値が下がった
    ヴィーガン食は野菜や果物、豆類や全粒穀物など、食物繊維が豊富な食品が多いです。食物繊維は、糖の吸収を遅らせる働きがあります。そのため、血糖値の上昇を抑えることができます。血糖値が高いと、糖尿病や肥満などの生活習慣病のリスクが高まります。ヴィーガン食は、生活習慣病の予防に効果的です。

  • 体重が減った
    ヴィーガン食は、動物性の食品を摂取しないので、カロリーが低いです。また、食物繊維が豊富なので、満腹感が得られやすいです。そのため、食べ過ぎを防ぐことができます。体重が減ると、肥満や関連する病気のリスクが低くなります。ヴィーガン食は、ダイエットに効果的です。

以上のように、ヴィーガン食には健康にメリットがあることが分かりました。

・ヴィーガン食のデメリット

しかし、ヴィーガン食にはメリットだけではありません。デメリットもあります。スタンフォード大学の研究では、以下のようなデメリットが見られました。

  • タンパク質が不足した
    ヴィーガン食は、動物性のタンパク質を摂取しないので、タンパク質の総摂取量が少なくなります。タンパク質は、筋肉や骨、皮膚や髪、血液や免疫細胞など、体の構成要素となる栄養素です。タンパク質が不足すると、筋肉量の低下、疲労感の増加、免疫力の低下、肌荒れ、抜け毛などの問題が起こります。タンパク質は、健康や美容に欠かせない栄養素です。

  • 満足感が下がった
    ヴィーガン食は、食べたいものが食べられないというストレスがあります。特に、肉や魚、卵や乳製品など、動物性の食品が好きな人にとっては、ヴィーガン食は精神的な苦痛を伴います。食事は、健康だけでなく、楽しみや幸せも与えてくれるものです。食事で満足感が得られないと、生活の質が下がります。

以上のように、ヴィーガン食には健康にデメリットもあることが分かりました。
もし、ヴィーガン食に興味があるという方は、タンパク質の不足に注意してください。ナッツや豆類など、植物性のタンパク質を多く摂取するようにしましょう。
また、食事の楽しみや満足感を失わないようにしましょう。ヴィーガン食は、自分の信念や目的に合わせて、柔軟に取り入れることが大切です。

ヴィーガン食にはメリットがあることが確認されましたが、デメリットも多いです。
個人的にはヴィーガン食をオススメしません。
実験の参加者もたった1人を除いて、ヴィーガン食を続けたいと答えた人はいませんでした。
たとえ、健康にメリットがあっても、ヴィーガン食を選びたい人は少ないです

健康的な食事をしたいのなら、加工食品を減らしたり、野菜や果物を増やすことが先決です。
どうしようもない事情でもなければ、ヴィーガン食を選ぶ必要はないでしょう。

#研究
#論文
#食事
#健康
#ヴィーガン
#菜食主義
#コレステロール
#血糖値
#体重
#一卵性双生児

よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。