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効率の悪い勉強法、効率のいい勉強法

効率の悪い勉強法、効率のいい勉強法
ケント州立大学の研究

世の中には様々な勉強のテクニックが紹介されている
しかし、本当に効果はあるのだろうか?
個人の経験ほど当てにならないものはない
効果のない勉強法を、さも効果があります、と紹介されても時間の無駄になる
知りたいのは、本当に効果の勉強のテクニックである

10種類の勉強法を集めて、効率の悪いものと効率のいいものを調べた
①入念な質問(分かるまで質問する)
②自己説明(どのように問題を解いたか説明する)
③要約(簡潔にまとめる)
④ハイライト&アンダーライン(重要な単語に線を引く)
⑤キーワード記憶(大事な単語を暗記する)
⑥画像(画像や写真、グラフを使って覚える)
⑦再読(教科書を読み返す)
⑧模擬試験(問題を作って、テストのように解いていく)
⑨分散学習(日にちを跨いで勉強する)
⑩インターリーブ練習(1回の勉強の中で違う科目の勉強をする)

分析の結果、効率の悪いものから、可もなく不可もなく、効率のいいものまで判明した

効率の悪い勉強法は、要約、ハイライト&アンダーライン、キーワード記憶、画像、再読の5つ
これらは時間の無駄で、勉強した気になっているだけだ
実践している場合は早急に他の勉強法に変更したほうがいい
しかも、よく聞く方法が多いので、実践している人も多いだろう
世の中には効率の悪いものが蔓延っているみたいだ

可もなく不可もない勉強法は、入念な質問、自己説明、インターリーブ練習の3つ
効率が悪いものに比べればマシだが、取り立てて選ぶ必要はない

効率のいい勉強法は、模擬試験と分散学習だった
知識を定着させるには思い出すことが大事である
模擬試験では、解く度に回答を思い出す
分散学習では、勉強する度に前回の内容を思い出す
この思い出す行動が勉強の効率をあげてくれる

同じ勉強をするにして、教科書を何度も読み返すより、穴埋め形式にするなど、思い出す工夫を随所に散りばめれば、効率は大きく変わってくるだろう

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参考文献
Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques: Promising Directions From Cognitive and Educational Psychology
https://journals.sagepub.com/stoken/rbtfl/Z10jaVH/60XQM/full

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