リスターの第3回「問題解決力講座」を受けてきました!
前回は「ロジカルシンキング講座」についてご紹介しました。
今回は、第3回「問題解決力講座」のついてのご紹介です!
問題の解決するための基本が身につく!
問題解決力は、まず起こっている問題の原因を整理し、その問題を解決するための解決案を出して実行していきます。
このように、問題を分析して解決まで導くのが『問題解決力』です。
問題解決力講座は、下記のような方におすすめとのことでした。
問題解決に関する知見がない方
プロジェクトに携わったことがない方
業務課題の検討方法がわからない方
問題解決力の基礎知識が身につけば、思考力が向上したり、予想外の出来事にも対応することができるようになるため、ロジカルシンキング講座と同様に日常的に役に立つ能力だと思いました。
問題解決力とは
コンサルタントがお客様から提示される問題は、表面上の問題が多いとのことです。
問題を解決するためには、例えば「売り上げが上がらない」などの表面上の問題ではなく、その問題を分析して問題の本当の課題を見極める必要があります。
分析力
お客様からの様々な課題は、その本質が明確になるまで細かく解剖していく必要があります。
問題を分析するために役に立つのが、前回ご紹介した『ロジカルシンキング』です。
課題の原因を「MECE」に洗い出し、「ロジックツリー」で整理していけば、課題の原因を追究していくことが可能になります。
構築力
改善策を明確にしても、それを実行する人が納得しなければ改善できません。
お客様を納得させるためには、感情・意思に訴え、動機付けしていくための『構築力』が必要になります。
ストーリーは「シンセサイニング(統合)」「アライニング(調整)」「ストラクチャリング(構造化)」の3つで構築するのも1つの方法ということでした。
このように人を動かすためのストーリーを作ることが、成功する計画の必須条件とのことです。
問題解決のステップ
問題解決のステップは、下記の7つのステップのことです。
問題を定義する
問題を構造化する
優先度を付ける
分析方法を設計する
分析を実施する
発言内容を統合する
発見内容を統合する
提言・実行する
この中でも最も重要なのはステップ1と2で、課題設定ができれば問題解決の半分は達成したと思っていいとのことでした。
四段論法
問題の本質を見極めるときは、下記の4つの問いを立てて考えることで、どうすればいいのかが明確になります。
What ? (何が問題なのか?)
Why ? (なぜ、それが問題なのか?)
Why not yet ? (なぜ、まだ出来ていないのか?)
How ? (出来る様になる為にはどうすればいいか?)
特に3つ目の「Why not yet ?」の回答が問題の本質であることが多いとのことでした。
仮説思考
仮説思考とは、物事を答えから逆算して考え、仮説を立てていく方法です。
仮説を立てる方法には制限はありませんが、今回は下記の方法について説明がありました。
情報から仮説を立てる
まずは情報から仮説を立てる方法です。
この方法は会社・社会が持っている情報と、自身の経験を組み合わせて仮説を立てていきます。
世の中の情報は膨大にあり、整理できずに時間切れになってしまうことがあるため、スピードアップのためにも「情報は集めるより捨てること」が重要とのことでした。
インタビューから仮説を立てる
次に、現場の経営者や従業員にインタビューをして仮説を立てる方法についての説明でした。
日々業務を行っている人が持つ「経験」と「現場の勘」は非常に有効とのことでした。
ここでは下記のようなインタビューのポイントについても説明がありました。
事前に業界・業務や、問題を理解する
質問の回答に対し、さらに掘り下げて質問をする
1人目で足りない部分を2人目に聞くことで、質問を進化させる
インタビューメモを付ける
仮説にたどり着く3つの視点
ここでは偏ったものの見方をしないための、下記の3つの視点についての説明でした。
カメレオン視点
逆サイド視点
ゼロベース視点
ものごとを考える際に、上記の方法はどれも役に立つものの見方となっているので、常に意識しておくべきだと思いました。
優先順位を付ける「インパクト思考」
ここでは収益が出ない限り事業は継続できないため、収益が最も優先すべきであること、次にすぐに実行できるかが優先ということについての説明でした。
優先順位が付けられた表を用いた説明があり、すぐに理解することができました。
仮説を検証する2つの方法
仮説を検証するための方法として、様々な目線・考え方からチェックするためにチームメンバー全員で『ディスカッション』を行う方法と、本番同様の条件でテスト販売する『テストマーケティング』が有効とのことでした。
特にテストマーケティングは、リスクが少なくアイデアを試すことができるためおすすめだそうです。
継続するアクションにつなげる方法
問題定義や仮設・検証までできても、継続的なアクションに繋がらなければ意味がありません。
ここでは決まった戦略を継続的なアクションに繋げるための下記のようなポイントの説明がありました。
ゴールを共有する
ゴールと現状のギャップを明らかにする
ギャップがなぜ生じているのか探り出す
ギャップを埋めるアクションを時間軸と責任者を決めて明確にする。
PDCAサイクルを実施する。
ここでは『WBS』や『PDCAサイクル』という初めて聞く単語が出てきましたが、詳しく説明してもらえました。
問題解決のフレームワーク
フレームワークとは『共通して用いることが出来る考え方、意思決定、分析、問題解決、戦略立案などの枠組み』のことです。
ここでは下記の6つのフレームワークについての説明でした。
3C分析
4P分析
PEST分析
5フォース分析
バリューチェーン
VRIO分析
上記については説明がある前は難しそうと思っていましたが、その名称についてなど、全て図を使用した説明がありスムーズに理解することができました。
まとめ
今回の講座は、問題を解決するためのステップ・考え方についての講座でした。
今回は聞いたことのない単語も多く登場し、前回よりも比較的難しくなったという印象でしたが、第1回でもご紹介した通り、すぐに質問も可能なため授業についていくことができます。
参加した「リスター」についてはこちらです!