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”自分流” キーストンハビット実践談

「一つの習慣を変えることで、他の良い習慣を習慣化させることができ、人生全体を劇的に変えることが可能になる」と言われるキーストンハビット。
「要の習慣」とも言われます。

何か一つ習慣を変えることで、それに連動して他の良い習慣が身につき、次々と状況が好転していく、それがキーストンハビットの効果です。

自分のことを話してみると、悪習慣が沢山ありました。仕事で疲れた心と体をリセットしたくて晩酌を毎日していました。それが、寝る時間を遅くし、アルコールのおかげで睡眠が浅くなり、朝が辛くなる。他にも、晩酌をするとつまみが欲しくなり、何かしら食べてしまう。それによって体重が増え、健康診断での血液データーにも影響し、晩酌をしてしまえば、その日は運動もしない。

結果的に心も体も悪い方向へまっしぐらです。

仕事への意欲だったり、体力だったり、自分自身の重要な部分を悪習慣によって崩壊させてしまい、ほんの小さなつまづきで大転倒するような感覚があとを立たなく、気分がいまいちな毎日を送っていたのです。

お酒もほどほどにしておけば良いのに一杯飲んでしまえば、気の済むまで飲んでしまうそんな人間でした。

私は、過去に喫煙もしていました。今は禁煙歴25年以上となりましたが、喫煙していた頃は、増えに増えて一日40本以上も吸っていました。

そんな自分が禁煙できた唯一の方法は「4日我慢する」から始めることでした。3日しか続かないことを「三日坊主」と言いますが4日我慢できれば、まずは「三日坊主」をクリアしたことになります。禁煙するために、あれこれ考えて試すものの一番効果があったのがまず「4日我慢する」でした。4日我慢できると、不思議なことに意外にもあっさりと1週間我慢できたのです。1週間のうち4日我慢すると残りは3日になるので、3日我慢してあと4日といった感覚よりも気持ち的にハードルが下がった感じになります。1週間我慢できると、これも不思議なもので3週間我慢できるのです。3週間我慢できるとあっという間に3ヶ月我慢できました。

そして現在に至ります。25年以上も禁煙できています。

その経験を活かしてお酒も飲まない習慣作りができるのではないかと思いました。

自分にとって必要な良い習慣をイメージしてみると、沢山ありました。しかし、どれもこれも達成できないでいました。その中でも何度トライしてもできなかった、自分にとって最も難しい習慣が朝の早起きでした。

朝早起きをして何をしたかったかというと早朝ロードバイクでした。運動をして体力をつけて、健康的になりたかったからです。仕事終わりに真っ直ぐジムに行って運動して帰ってきてから晩酌をしていた時期もありました。やはりお酒は飲みたかったのです。それでも、やらないよりはやった方が良かったですがメタボリックからは脱却できませんでした。

お酒を飲んでしまうと仕事の勉強も夜にはできませんでした。夜に生産性のある活動をしようと思っていても出来ないため、早朝にやろうと思ったのですが、朝の早起き自体が無理でした。ここで思いました、自分にとって理想とする習慣は一生無理かも、と。

しかし、キーストンハビットと言う言葉に出会いました。自分にとっての要になる習慣とは何かを考えたところ、間違いなく「断酒」でした。自分はアルコール依存症の病的レベルではなかったため、ただ習慣の中での飲酒を辞めようと思いました。禁煙の時と同じように断酒できるのではないかと考えてやってみたところ、意外にも筋書き通りにあっさりとお酒から離れることができました。

晩酌を辞めた→睡眠が深くなった→朝の目覚めが良くなった→日中の活動が活発になった→程よい疲れが感じられて夜になると眠くなった→早寝をするようになった
→早起きができるようになった

朝の起床時間が6時30分から6時になって5時30分になり、ときには5時前に自然と目が覚めて活動できるようになりました。

早朝ロードバイクで朝の日の出を見に行くことができるようになりました。日の出で太陽光を浴びて、さらに体内時計のリセットが可能になって生活リズムが整っています。仕事での昼休憩ではいつもダラダラと昼寝をしていましたが、今は全然眠くならないため読書をするようにしています。

メタボリックのときは、ウエストが91cm、血圧は140以上あって、更に中性脂肪も異常値でした。完全なるメタボリックシンドローム人間でした。それがお酒を辞めてすぐに中性脂肪が正常値になりました。血圧はしばらくして120台に落ち着き1年半かけてウエストが84cmになりました。

メタボリックシンドロームからは完全脱却となり、現在はロードバイクとウエイトトレーニングを自宅でしています。

昼休みに読書をする習慣がついたお陰で読書習慣が身につき月に五冊以上は読むようになりました。読書を習慣的に行うことで体感的にストレスを感じにくい体質となりその効果に驚きました。
調べてみるとイギリスのサセックス大学の研究において6分の読書でストレスを68%削減し音楽鑑賞や散歩、コーヒー、ゲームより効果的であることが解っています。さらに、読書を継続的に続けることで認知機能低下を32%遅くする効果があるとアメリカラッシュ大学の研究で解っています。

自分のこの体験を話さずにはいられずnoteに書いてしまいました。

断酒からの朝の早起きがもたらした効果は脱メタボリックと読書によるストレス軽減でした。

読書についてもう少し触れると、読書をすることでインプット量が多くなるので人と会話をするときの引き出しが増えてコミュニケーション能力が上がったと感じます。それも、自分と同年代の人たちと会話できるだけでなく、年下や年上の人たちとのコミュニケーションが難なくできるようになったのです。話題をふられても話を膨らませることが出来るようになり会話が盛り上がります。これがきっかけとなって今では人が勧める本は読むようになり読みたい本が渋滞しています。読力も読むことによって高まっています。本は大体300ページくらいのものが多いと思いますが今はスローペースで50ページを1時間で、スラスラ進むときは100ページを1時間ちょっとで読んでいます。そのため3時間以上時間が取れるときは1日で一冊読んでしまうこともあります。

ストレスによって体調を崩した時期もあり、現在も高ストレス環境であるのですが自分をそれに適応させてきた結果、健康も取り戻し、精神活動も正常化して仕事でのパフォーマンスは今の方が向上しています。そして、こうしてnoteを通じて自分の経験談を人に聞いてもらえるのは嬉しいことです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。他にも記事がありますのでもし良かったら読んでもらえると嬉しいです。


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