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朝のルーティーン

朝のルーティーンについて綴ってみようと思う。

5時20分起床。
目覚まし時計が鳴ったら、すぐに布団から出て
ささっとベッドメイキングする。
着替えを済ませ顔を洗って歯を磨き、軽くお化粧をする。
身支度が整ったタイミングでお湯が沸くように、
コンロに薬缶をかけておくのも忘れない。
どんなに寒い日も、家中の窓を開けて換気する。
ゴミを集積所に出す準備が済んだら
10分間の瞑想タイムだ。
その後、適温になった白湯をちびちびと飲む。
6時ちょうどに散歩に出かける。
家の近くに100メートルくらいの小山がある。
その頂上広場で、地域の人たちと6時半からラジオ体操をする。
そして、山を下りて山の周りをぐるりと一周する。
家に帰ると8時前。
ちょうど1万歩だ。
靴を洗い、植物に水を遣る。
ベランダを簡単に掃いて整える。
次は部屋中の掃除だ。
掃除と言ってもごく簡単なもので、10分くらいのもの。
モップで埃を集めるように拭く。
毎日掃除をしているのにもかかわらず、埃は毎日集まる。
人間、生活をしていれば必ずゴミと埃は出るものだ。
網戸を軽く拭いて風の通りをよくし、
モップと雑巾を洗ったら掃除はお終いだ。
洗濯は3日に1回。
今日は洗濯の日だった。
時計の針は8時20分を指している。
ようやくここからが私の至福の時間だ。
深煎りのコーヒー豆をミルで挽いて
ジャンニーニというイタリア製のエスプレッソメーカーで
ミルクたっぷりのカフェラテを淹れる。
そして、ゆっくり飲みながら
このnoteに想いを綴ることも日課に加わりつつある。

以上が、私の朝のルーティーンだ。
書き出してみると、なんの変哲もない、
取るに足らないことばかりで、思わず苦笑する。
不思議なもので、会社勤めをしていた頃は、
毎朝同じ時間に起きて、同じ場所(会社)に行くことが
苦痛でならなかった。
好きな時間に起きて、ずっとベッドの中でゴロゴロするという
自由な生活を送りたかった。
なのにどうだろう。
私は今、誰からも強いられていないのに、
早起きと山歩きと掃除という、言わば修行のような日課を自分に課している。
人とは天邪鬼で、他人から強制をされるとそれに抗いたくなるのかもしれない。
やらなくてもいいと言われると、不思議とやりたくなってくる。
また、自由になりたいと願いながらも、
24時間、365日、何をしても良いという環境になれば、
まったく自由を感じられず、むしろ不自由になっていくということを知った。
自由とは不自由の中にこそ見出せるもので、
だから私は、自分にこれだけは毎日やろうと心に決めたのかもしれない。
「自由」というものを実感するために。

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