見出し画像

事の始まり。

ところでニールって言われても
ピンとこない世代がもう殆どかもしれません。

ニールとは40年以上前、全ての10代の女子を虜にした
「キャンディキャンディ」という漫画に出てくる
キャラクター。

実はキャンディに想いを寄せておりながら、妹と一緒に彼女に意地悪を働いたり、部屋に閉じ込めて出られないようにしてしまったりと歪んだ愛情表現をしてしまう男子です。

そんなことはもちろんしない夫ですが、どこかニール的な要素を秘めており「ニールみたいな人と結婚したい」と皆をドン引きさせることを言い放った20代の私は将来の伴侶の姿を知っていたのでしょうね。。。

ニールとの出会い

出会いはよくある「友達の友達」でした。
そしてこれもあるある?名前を聞いた瞬間に(結婚するんだな)と。

相手も同じ感覚だったようで、よく知らないままに半年後に入籍。
2人とも40歳をとうに超えており、まさかの結婚だったので、深く考えずに乗りかかった船、くらいの気持ちで新しい人生を歩むことになりました。

不可解な行動

結婚しての住処は海外でした。
予想外でしたけど

「大事にします」

と言う言葉を信じ、充実していた日本の生活を
捨てて飛び込んだ、、はずが

なぜか食事の時も眉間に縦皺を寄せたまま
昭和初期の大黒柱のようにむっつりと無言、無表情の夫。

週末は自分の趣味に出かけ、私は放置。


なぜ、結婚したのだ???

3ヶ月後の事件

孤独に耐え忍びながら過ごしていたある日、
「外食に行こう」と誘われました。

初めてのお洒落な繁華街、素敵なレストランに
ワクワクしながら本来の自分を取り戻していたとき、頭をハンマーで殴られるような事件が。。

本当に久しぶりの雰囲気に「楽しいね!」と夫に話しかけましたが変わらず無言で無表情。
照れてるのかなと再度「ね、楽しいよね!」と
同意を求めたら、驚くべき答えが返ってきました


「楽しいなんて迂闊に口にするもんじゃない」


えっ。。。


一瞬、意味がわからず私は固まり、
気付くと涙が頬を伝っていました。

まさか40過ぎて公衆の面前で泣く日が来ようとは。

私が覚悟したこと

もし日本にいたら確実に逃げていたでしょう。

この逃げられないという状況が私の脳みそをフル回転させることになります。
逃げられないなら改善するしかありません。

どうしたら、どうすれば
私は何をすればいいのか?

「結婚生活」が私の中で「プロジェクト」に変わった瞬間です。

彼の頑なな態度には必ず原因があるはず。

それが判明すれば変われるチャンスがあるのではないか?

過ぎていく日々の中で夫の言動や行動の裏にあるものを探すようになりました。

そして。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?