見出し画像

《30歳元童貞の婚活コラ厶12》復縁するために転職、そしてテレビに依頼

前回は妻と破局し、最初のお付き合いが終わった話をしました。

それから失意の僕は一念発起して、仕事を変える決意をします。
妻の隣に立てる人間になれば、もう一度妻は振り返ってくれると思いました。

ここまでで介護、飲食と仕事をしてきました。転職後は同じ業界で働くつもりはありませんでした。
飲食では僕には会わないコンマ一秒の慌ただしい世界を、
介護はどうこう頑張っても融通が聞かず変わらないことを学びました。
そして両方に言えたのが、大変な仕事の割に収入が少ないことです。
あと、独身、バツイチ、不倫の男性が多いこと。

これは晩婚化の世の中だから、その会社特有のことかもしれませんが、結婚して世帯を持つには厳しい業種ではと僕は思いました。

「最初は失敗ばかりで役に立たないかも知れません。でも3年後にはこの会社になくてはならない存在になります。」

その言葉を引き下げ、いくつかの業種、会社に面接に行きました。

結果は、工場の仕事に採用してくれました。
覚悟を決めたその言葉とベトナム人の彼女がいたことが決め手でした。
その工場は技術者ビザのベトナム人を8人採用した所で、やる気と彼らに理解ある人材を探してました。

妻と破局し、友達に戻った後も、
一ヶ月に一回はメールを送っていました。
もちろん、転職が成功した事も報告しました。
でも、妻の方は夜勤が本格的な生活になっており、まだ時間が必要な時期でした。

そんな事もまだ僕は理解出来ていませんでした。
妻との関係に関しては余裕が無く、冷静に慣れない狂ったままでした。

早くは無かったですが、中学時代水泳部でした。妻とも泳ぎを教える約束で、一緒に水着を買ってました。
転職後、自分磨きとダイエットも兼ねて一緒に買った水着で休日に温水プールで泳いでいました。

狂ったままの僕は、少し泳いで自信をもち、妻との復縁にすがる形でテレビ番組に依頼します。

我武者羅に泳いで妻の前でカッコいい姿を見せ復縁したい」

関西では超有名なお化け番組「探偵ナイトスクープ」です。
依頼して一週間後、ポンコツ班担当の放送作家さん(この前番組にでました)からメッセージが来ました。

依頼を選考したいから話を聞きたいと。
そして長時間、電話でお話しました。
番組としては、妻に出演して欲しかったと思います。
しかしその行動は、結婚を迫って妻に重荷を感じさせ、破局を言い渡された状況と同じです。

番組側も最初の連絡のみで返信が無く、しばらくして落選したことを伝えて来ました。

テレビに移って大事になってしまえば、妻の気持ちは一生戻ってこなかったと思います。

とんでもなく狂った自分にその時、初めて気づきました。

妻に執着してた自分を恥じた僕は、妻と決別する決意をするのでした。


転職後の僕の行動には、擁護出来ませんが、転職した事に関してはその後、結婚に大きな進展につながってます。
妻は、出会った当初の僕には身の丈に合わない女性でした。

それでも、僕を最初の彼氏にして頂き愛してくれました。
なので、正社員登用を何度断られても仕事を増やして行動で見せ、お願いしましたし、必死で転職をしました。

大切な人のために自分を磨き、その人の理想の人になれるように近づける。

以前お話したように、理想の人は育つものでした。

婚活、結婚においてお互いが成長していくことが大事だと気づきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?