見出し画像

《30歳元童貞の婚活コラ厶11》プロポーズ失敗から失意の黒魔術

前回は余裕のなさから、ズレが生じた話をしました。

今回はプロポーズ失敗から破局までをお話します。

来たる日はクリスマスでした。
パート従業員ながら僕にも多少なりともボーナスが出ました。
妻とズレが見え隠れした今、一発逆転はプロポーズしか無い、そう思い込んでました。
もう焦りに焦ってました。
取り返しがつかない破滅へのカウントダウンは、始まっていました。

前回のデートにて、ナイショでサイズを図りインターネットで婚約指輪を購入し事前準備は完璧でした。
クリスマスプレゼントのオルゴールのブラフに紛れての婚約指輪を渡す計画でした。

その日は小雨がありすごく寒かったです。
外は人気もなく落ち着いて話すには暗すぎました。
そして計画どおりオルゴールからのもう1個のプレゼントで婚約指輪。

あれ???響いてない!?

急に迫っても妻には、すぐには結婚が考えられませんでした。
お互い、雇用形態と忙しさ、仕事が安定してない中でのプロポーズ。
妻は今じゃないと思ったそうです。
婚約指輪は返却され預かる事になり、僕の一世一代のプロポーズは失敗に終わります。

その後、妻は何も言わず携帯をキャリア契約に変えました。引き継ぎ方法も分からず、ラインのデータは僕も含めて全て飛んでしまいました。
ライン以外の連絡手段を作って無かったので、音信不通になりました。
その間に、2週間ほどベトナムに帰っていたそうです。
一ヶ月半ほど一切連絡を取り合うことが出来ませんでした。

その時、僕はと言うとスピリチュアルと黒魔術にハマってました。
back numberの「高嶺の花子さん」に影響されたのでしょうか?
なぜプロポーズに失敗したのか分からず、恋愛の神様と黒魔術で妻の気持ちを取り戻そうとしました。

必死に翻訳アプリで、日本語をベトナム語に変換しベトナム語で手紙を書きました。届かない手紙です。
妻のマンションは分かっても、同じ実習生の子とシェアハウスしているため、どの部屋に住んでいるか教えて貰っていませんでした。

僕は賭けにでました。
毎日ずっとマンションで待って、妻が出てくる頃に押しかけました。
そして渡した手紙の内容はすごく重めでした。
たった数枚の紙なのに、書いた手紙は妻を負担にさせました。
もう行くとこまで、堕ちていたと思います。
完全に狂ってました。

そして3月末のこと。
手紙の返事を貰おうとした妻から、
一度友達に戻るように言われます。

僕と妻の恋は一度破局しました。

タイミングを見計らうとプロポーズは失敗に終わります。
相手がプロポーズしてほしいタイミングに合わないと失敗する、見本のようなパターンです。

妻とは初めての彼氏彼女だったため、お互い距離感が掴めて無いのも、お互い駆け引き下手なのも、ありました。

そして僕自身のことを疎かにしていたことも失敗の理由です。

そこから復縁に向けての転職編に入ります。
破局した失意のどん底から、ブラッシュアップして妻の気持ちを取り戻そうとします。

もちろん、との話をしているわけですから復縁は成功してます。
そして写真の娘が生まれてます。
スピリチュアルも黒魔術も当時はうまく行きませんでした。
でも時間と一度距離を取ることが2人の正解だったと思います。

そう言えば恋占いにも「時間が解決する」って書いてた気がします。

次回はその転職編をお話します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?