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自然な甘さを【ゼロリスク妄想】

盆がすぎれば、朝晩の暑さが和らぐものとはかつてのこと。熱帯夜はまだまだ続きそうだ。

暑い夜には、アイスがうまい。

セブンプレミアムの「まるで・・」シリーズを好んで食べているのだが、今年発売された「まるでクラウンメロン」は大当たりだった。おいしい。甘いメロンだった。完熟の苦味や渋味のない、おいしいところを再現されていた逸品だ。

これは良い機会と、同シリーズの他のものも食べてみたのだが、マンゴーは好きだが、マスカットはダメだった。

マスカット味は、香料や人工甘味料が強すぎて、トイレの芳香剤を誤って口にしてしまったかのような頭痛がした。

人工甘味料が苦手だ。

近頃、あらゆる食品が、ゼロカロリーだ、減塩だといって、よくわからない化合物を混ぜ込まれるのは本末転倒な気がしている。どうにも、あの舌にまとわりつく香味が解せない。水を飲んでもしばらく口に残って不快だ。

あれは、本当にからだにやさしいのだろうか。

とかくゼロが好きなのは、国民性かしらと思う。絶対的な安全や正義を上から担保されないと、行動ができない。そして、お上に振り回されることに文句を言いながらも良しとして受け容れている。

世の中には、絶対などない。危険がゼロになることもない。それを待っていては、一歩も進めずに時機を失する。わが国には、ゼロリスクを求めるあまり、思考停止になっているように見える場面が続いている。そして、それらを跳ねのけるだけのインセンティブもなく、長きにわたる停滞をまねいているようだ。

自然の中には、ちょうどいい加減や調和があるもの。よく食べて、よく寝て、ストレスをためないようにすれば、さぞ簡単には病気にはなるまい。

中庸は徳の至れるものなり。

自分の頭で考えて、適度にバランス感覚を保って行動を続けたいものだ。

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