ある日気づいた話。
最初に断っておきたいのですが、私は出来事を時系列に並べて思い出すことが得意ではありません。起きた事、は思い出せてもそれが何時だったのかが曖昧になりがちです。(これは解離のような症状で、DV被害者やPTSDなどの人によくあらわれるようです…)なので、記事も思い出せる順にかくので、時間が前後しますし年数の計算もずれていることがあるかもしれませんが、ご理解ください。
元夫は出会った当初こそ優しく献身的な様子でしたが、結婚するとすぐに暴力的(モラハラ)になりました。私も違和感…というか不快感を覚えてはいましたが、あまり大事とは考えていませんでした。(おかしいなとは思いつつ、”私が不安にさせたのがいけなかったのかな?”などと楽観的に考えていました…)
当時の私は暴力の定義を全く知りませんでした。
私が初期に受けた暴力
電話に出ないだけで激怒する。
一人でふらっと出かけると激怒する。
何もしてないのに常に浮気を疑う。
何かにつけ「お前はわかっていない」と否定する。
渡される生活費が極端に少なく、やりくりできないと責められる。
セックスを拒否すると「愛してないのか!?」と責められる。
ざっと思い出せるだけでもこれくらいあり、暴力や虐待についての知識を付けた今見るとゾッとしてしまうのですが…
当時の私は無知ゆえにこれらの暴力を受け入れてしまったのです。
多くのDV(虐待)被害者が陥ってしまう【殴られたりしてないから自分は被害者ではない】という誤認によって加害者から離れる/逃げるという選択肢を長い間持つことができませんでした。
そんな私が自分が被害者だと気づいたのは、初めて身体的な暴力を受けた時でした。
それがなかったら…と思うのはやめときましょう、このたらればは恐ろしすぎます。
とにかく私は今、心も体も安全な場所にいて100%自分の人生を生きています。心の傷は簡単に癒えませんが、それでも暴力から逃れ自分の人生を手に入れたことを私は誇りに思っています。
あの日気づいて、本当に良かった。
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