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日本人ならわさびを語れるようになろう!2種類のわさびの違い

こんにちは。
前回に引き続き、NEXTAGEの二代目ジュニアです。

今回は、「わさびは面白いシリーズ」の二回目になります。ひとつ前の記事では、わさび発祥の地である有東木について有東木のわさび農家さんとの特集をさせて頂きました。1日で100人以上の方に目を通して頂けて、正直驚きました。今回も、引き続きわさびについて特集していければなと考えています。最後まで、読んで頂けるとものすごく嬉しいです!!

前回の記事、まだ読んでませんという方!読んで頂けるととても喜びます!この記事の最後にもリンクを貼っておきますので、今すぐでも、この記事を読み終わってからでも、よろしくお願いします。


第1回:徳川家康が愛した山葵発祥の地、有東木わさびのストーリー
第2回:日本人ならわさびを語れるようになろう!2種類のわさびの違い
第3回:あなたの食べてるチューブわさびは葉っぱ?根っこ?それとも西洋ワサビ?
第4回:Coming Soon
第5回:Coming Soon


2種類のわさび

早速本題に入っていきたいと思います。皆さん、わさびには二種類あることを知っていますか?

わさびは主に、お蕎麦に使われることが多い実生種と、お寿司に使われることが多い真妻種の二種類に分けられます。

このうち、当社が栽培しているのは真妻種です。近年、真妻種は栽培が困難なことから栽培量が急激に減少しており、真妻種のわさびを残し、世界に届けるために弊社も奮闘中です。
当社ホームページ:https://nextagecorp.com/ 

話を戻して、まずは二品種の違いを簡単にまとめて見たいと思います。

真妻種(赤茎)
主な食べられ方:お寿司や高級料亭でのお造りに
色味:茎の部分が紫色なのが特徴
味の特徴:辛味の中にも甘味を感じられる
質:粘り気があり、お寿司など適している
栽培期間:1年半~2年

実生種(青茎)
主な食べられ方:お蕎麦
色味:全体的に鮮やかな緑色
味の特徴:しっかりとした辛味を感じられる
質:水分を多く含みさらさらとしており蕎麦つゆで溶かすのに適している
栽培期間:約1年

実生種わさび(左)と真妻種わさび(右)

さらっと分かりましたでしょうか?ただ、二つの細かい違いを分かることよりも、”語るため”に大事なことをまとめたので、ぜひここで覚えて明日から使ってみてください!

異なる水分量がお蕎麦に適しているわさびとお寿司に適しているわさびを変える!

一言でいうと、お蕎麦には蕎麦つゆに入れた瞬間にサーッと広がることが望ましいため、水を多く含んだ実生種のわさびが!お寿司には、シャリを崩さない水が少なく粘りっけの強いわさびを使うのが正しいと言われております。

なぜ、水分量が違うのか。これは真妻種が高級品種とも呼ばれる所以なのですが、短期間で早く成長する実生種は水分をより多く吸い上げるのです。一方で、暑さに弱いわさびが夏を2回越してゆっくり時間をかけて成長する真妻は水分をそこまで吸わず、深みのある味わいが造られるのです。

最後に
しかし、、、一つだけ落とし穴が…
実は、真妻種のわさびでお蕎麦を美味しく食べる、活かした高級店も存在します。もし、真妻種のわさびを使ってお蕎麦を食べることになったら蕎麦つゆに溶かさずにちょこっと蕎麦にのっけて食べてみてください!辛味の中から甘味を感じられて最高のお蕎麦になると思います。

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第1回:徳川家康が愛した山葵発祥の地、有東木わさびのストーリー


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