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キャリア構築に向けた、戦略読書のすすめ

こんにちは。次世代キャリア研究所です。

本日は読書について。
これを読んでいるあなたは、学生であっても、ビジネスパーソンであっても、読書をしていると思います。

しかし、どのように読む本を決めていますか?
・本屋に行ってふらっと見つけたもの?
・上司や職場の人に進められるがまま?
それだと、なかなかスキルとして身につかないのではないでしょうか。

そういった危機感から抜け出すべく、今回は以下の本の内容を参考にしながら、戦略的に読む本を選ぶ方法をお伝えしたいと思います。

本を分類して、ポートフォリオとして捉える

ポートフォリオは、本の分類をA(ビジネスか非ビジネスか)、B(基礎か応用か)で分け、4象限のマトリクスを作ります。

こうすることで、自分が今どういった分類の本を読んでいるかを可視化することができ、また自分の状況によって各分類内での目標を設けることが可能になります。

①ビジネス基礎の読み方

今関わっている仕事に関連する本を読むことをおすすめします。
営業の仕事をしているなら、営業についてがわかる本。経理なら経理の本など。
少し幅を広げて、マーケティングや会計、財務などのベストセラー本を読むこともこの分類の中に入ります。
テーマ毎に少数の本をじっくりと読む、といった読み方が良いのではないかと思います。

②ビジネス応用の読み方

今の仕事に直接は関係ないけれど興味があるもの、またはなんとなく知っておいた方が良いもの、などはこの分類の中に入ります。
最近であれば、AIや5Gなどのテクノロジー関連や、SDGsなどの本も含まれます。
大切なことは、少し興味の範囲を広げてみること。この分類こそ、周りの人にオススメを聞いたり、本屋での出会いを求めることも良いかと思います。

③非ビジネス基礎の読み方

ここでは、ビジネス以外の分野を読みましょう。人生は仕事だけではないので、エンタメとしての読書もここに入ります。
小説を読んだり、流行りの雑誌を読んだり、仕事以外にも目を向けて読んでみましょう。フィクションでも、ノンフィクションでも、はたまた漫画でも良いと思います。

④非ビジネス応用

この分類は、あなたの興味関心から最も離れた部分です。日常の生活では出会わないような内容が書かれているような本を選択しましょう。あなたの知っていることは、世の中の本の一部です。視野を広げるために選択することを意識してください。
選択が難しい場合は、売上ランキング上位のものを選ぶ、本屋でカバーが気に入った本を選ぶ、など、偶然に身を任すのも手段の一つです。
新しい世界に出会うことを楽しみながら、読んでみてください。


各分類への配分は、状況によって決める

年間の読書目標を50冊(週に1冊のペース)として、各状況別に目標を立ててみました。ぜひ、参考にしてください。

学生〜社会人1年目

①ビジネス基礎:5冊
②ビジネス応用:40冊
③非ビジネス基礎:5冊
④非ビジネス応用:0冊

この期間は、まずは就職活動、または就職する仕事に関連する本を中心に読みましょう。会社や上司から勧められる本や、業界ことが分かる本を読んでみましょう。
ビジネスに関連するものを中心として、まずは仕事の能力を身につけること。そして、それと同時に読書習慣も身につけましょう。
息抜きとして、③非ビジネス基礎の小説などを読むのも良いですね。
司馬遼太郎や川端康成の本などを読んでいると、職場の先輩と意気投合するかもしれません。
(私自身、『龍馬伝』や『燃えよ剣』を読んだおかげで、上司と仲良くなれた経験があります。笑)

社会人2~4年目

①ビジネス基礎:2冊
②ビジネス応用:23冊
③非ビジネス基礎:25冊
④非ビジネス応用:スキなだけ

ビジネスのことが見についてきたら、ビジネス以外の領域に手を伸ばし始めましょう。幅広い知識は時に仕事にも成果をもたらせてくれますし、何より人生が豊かになります。
また、同僚との差別化も、本の内容から生まれてきます。同僚が読まないような非ビジネスの本を読むことで、自身の見識の幅を広げましょう。

社会人5~10年目

①ビジネス基礎:2冊
②ビジネス応用:18冊
③非ビジネス基礎:25冊
④非ビジネス応用:5冊

この時期は、改めてリベラルアーツ(教養)の大切さが分かり始める時期です。
哲学や心理学など、古くから研究されている学問を通して、ビジネスのヒントになることも多々あるのではないでしょうか。
このあたりでようやく④非ビジネス応用の目標を持ち始めると良いと思います。今まで全く興味がなかった分野に手を伸ばすことで、視野が大きく広がることは間違いありません。
しかし、その視野の広がりは基礎ができているからこそ生まれるもの。これまで積み上げた読書習慣を大切にして、徐々に広げていきましょう。

キャリアチェンジ期間

①ビジネス基礎:2冊
②ビジネス応用:28冊
③非ビジネス基礎:20冊
④非ビジネス応用:スキなだけ

キャリアチェンジ期間というのは、昇進や部署異動、転職のことを指します。
この時期になると、新卒で入社した部署や会社を変わることもしばしば。そのような時は、また振り出しに戻った気分でビジネス基礎、ビジネス応用に配分を増やしましょう。

終わりに

最後まで読んでくださりありがとうございました。
おすすめの本について、ぜひあなたの意見も聞かせてください。

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