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文化の衰退は日本の衰退

最近は野球観戦中心に出歩くことが多く、楽しむことに重点を置いてましたが、今日は一日引きこもっていたので、引きこもりらしいぼやきでも書きます。

路上ライブ規制は日本の衰退!?

このニュースは日本、衰退期にあるなと感じたニュースです。
繁華街に行くと、路上ライブをしてる人を見かけた人もいるでしょう。露天商をしてる人もたまに見かけます。私はこれに投げ銭したこともあります。
しかし、これらの多くは許可なくしてることが多く厳密には違法となることが多いです。
新宿駅南口で警察に注意されてる一幕も見たことはありますが、割とクレームとかがなければ黙認されてる部分も多いです。
今回の事例はクレームが複数回でており、5回程誓約書も書かされたが、構わずにライブをしたことによる逮捕のようです。
そのことを以て、迷惑だ!無許可はルール違反逮捕は妥当!という意見もSNS上ではかなり見かけます。
逮捕はもちろんのこと、こういう意見も日本の衰退というのを感じざるを得ません。戎橋とか阪神が優勝すれば大混乱になるくらいの西日本有数の繁華街です。
閑静な住宅街ならともかく、そんな土地柄の戎橋で音楽やって、クレームが来ること自体ナンセンスだと感じます。公園のこどもの声がうるさいというクレームと本質的には同じと感じます。でも公園の問題はこども擁護の声がネット上では多く、合法違法の点だけの違いで意見が変わるルール絶対主義的な意見で、それはそれで危うさを感じます。
コブクロのように路上ライブから、プロがうまれることもあります。

商店街組合や行政が、道路使用許可をとってライブをさせる取り組みもあるようですが、審査が必要でそういう所からは斬新なものはうまれないと感じます。

高円寺駅前のシールや紙はり

音楽などの文化というのはアウトロー、アングラなところからこそ発展するものです。
江戸時代の浮世絵規制や戦中の敵国文化排除にしても例のウイルス騒動の禁酒令などをとってもこういう規制の強化、秩序の重視、自由の制限の政策がとられ、国民もその価値観に合わせる時というのはどこか政治、経済、産業的にほころびが出ていることが多いです。

高校野球指定席化は日本の衰退!?

甲子園とならぶ野球の聖地神宮球場

話は変わりますが、夏の高校野球(甲子園)も年々興業化が進み、気軽に甲子園に行けるものではなくなりました。
決勝にもなると、外野席無料時代は入場規制で球場内をひたすらぐるぐるまわるだけみたいな地獄のようなことありました。
このようなことも勘弁ですが、全席指定化かつ場所も指定できない。こんな不便なの誰が考えたんやと思います。また、抽選会後の日程決定直後は外野席以外すぐに埋まりました。
アルプス席は自校の生徒保護者やOB優先なのですぐ埋まるのも仕方ないことですが、内野席すらすぐに満席です。一試合しか見なくても全試合有効なのでこれも非効率な運用な気がします。
高校野球に限らず鉄道などでも指定席化というのは進んでいますが、全席自由席時代の気軽さはなくなっています。
徹夜組、場所取り対策、運営資金調達という面もあろうかと思いますが、特に例のウイルス騒動以降、秩序を重視するあまり何か大事なものを失っているような気がしてなりません。文化の衰退をここでも感じてしまうのです。
外野上段に上半身裸の地蔵(おじさん)が集まるくらいの以前の甲子園に戻ってほしいものです。
文化が発展すれば産業も豊かになるし、産業が発展になれば文化も豊かになります。
今の日本にはそれが足りないです。これは政治家や大手企業や天下り組織の名誉職などのいわゆる上級国民などと言われる人達だけのせいではなく、庶民の意識の問題でもあると感じます。

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