11月インプットデイ(2022) 「新しい教育の形」
11月インプットデイ
月に1回、ゲストをお招きして、ワークショップをおこなう
ワークショップのなかで、新しい価値観や考え方
メンバー間の新しい関係ができたり、仲が深まる1日
「インプットデイ」
11月のテーマは
「新しい教育のあり方」
今回は学校以外の教育の形の1つである、オルタナティブスクール
Hillock初等部校長の蓑手章吾さんをゲストとしてお招きし、
「教育」について語ってもらいました
はじめは、メンバーがあらかじめ考えてきた、教育観、子ども観を共有しました
「学校教育は今の形が理想であるか。理由も合わせてください。」
「教育において一番優先されることはなんですか。」
「あなたは子供をどんな存在だと認識していますか。」
「あなたはどんな存在として子どもたちの前に立ちたいですか。」
様々な視点での答えがでおわり、、
蓑手さんのお話が始まりました
様々な理想の教育があるなかで、
蓑手さんのたどり着いた教育は「オルタナティブスクール」
オルタナティブスクールって何、、??
それは追々説明していくとして、、
まずはアイスブレイク
○掃除をおこなわない環境
「掃除をおこなわない」ことを許容しますか??
みんなの答えは、、
許容する!許容できない!
許容したいけど、、どうなるか怖い
そこで、、蓑手さんから1つの提案が
そうじを義務にすると
そうじ=するべきになっていませんか?
そうじをすることが当たり前で、そうじをしないことが悪いことになっていませんか?
そうじをするか、しないかを生徒が選択することで
そうじをしたことが褒められ、そうじをしないことは各自の判断だとなりませんか?
○子ども主体って??
“子ども主体の活動”
“主体的に取り組む態度を育成する”
そんな言葉が飛び交っていますが、
“主体”って何でしょうか
そこから蓑手さんが始めたのは
“自由進度学習”でした
○自由進度学習
自由進度学習とは、、
・自分がつまずいた場所から学べばいい
・小2の内容をやっている生徒も高2の内容をやっている生徒もいる
・教員はメンターのような感じ
・休んでもいい
・学ぶ楽しさを知ってもらう
→人を評価しなくて、比べないと人は成長に素直に応援できる!
「教員が邪魔しなければ、」
それが実現できる学校を創りたい!
○なぜ、公立をやめたのか
蓑手さんは、もともと公立の小学校教員でした
義務教育を変えたい!ただ、公立で1人では限界がある
それが蓑手さんの答えでした
毎年、人が変わる体制で、継続ができない
やっていることが実装可能なもので、理想ではない
「しょうがないよね」の言い訳なんていくらでも言える
だから、公立は限界がある
そんな、蓑手さんの人生の分岐点とは、、
○人生の分岐点
人生の分岐点は、特別支援学校に配属されたときでした
通級でのやり方が一切、通じなくなりました
今までこうしたら、こういう引き出しを使ってってやっていたのが
引き出しそのものがなくなりました
特別支援学校、そして、自由進度学習を経て、
蓑手さんがたどり着いたものは
○Hillockの創立
自由進度学習、そして、マイプロジェクトなどなど
10の理想の8を叶えた学校を創立しました
今回のインプットでは
自らの価値観や私たちが知っている教育とは異なるお話を聞かせていただきました
Hillockについて詳しく知りたい方は
HP:https://www.hillock-school.com/
チェック
そして、ねすとでは月に1回、以上のようなイベントを開催しています
新しい価値観を知ったり、深く考える機会となっています。
ねすとに興味があるかた、いつでもご連絡お待ちしております
Twitter:https://twitter.com/nest_1280
Instagram:https://www.instagram.com/nest1280/
参加メンバーKさんの感想
人生の転機って「あれが人生の転機だったな…」って後になってから気づくことが多いと思うんですが、蓑手章吾さんのお話をたっぷり聞くことができた今回のインプットは、自分の今後数十年を変える転機になると今から思っています。
ただ、勉強になることはものすごくたくさんあったんですが、勉強不足が故に与えていただいたものを自分のものにできていない感じ、「この話って自分が思ってるよりももっともっと複雑で深いことなんだろうな」って感じが常にあったので、ちゃんと勉強して経験を積まないとなと思えました。
私は今「子どもの居場所づくり」について考えているんですが、「『居場所』ってすごく難しいな」と思っていて。だれかが「ここがあなたの居場所だよ」といって環境を提供したとしても、その人が「ここが自分の居場所」「ここにいていいんだな」と思えない限りはそこはきっとその人にとっての居場所ではないので。
でも、お話を聞いて、蓑手さんが作っていらっしゃる環境はきっとその環境にいる子どもみんなにとって、ちゃんと居場所になっているんだろうな、と感じました。だからこそ自分の興味関心に素直になれるし、まっすぐに探究できているのだと思います。
今回のインプットは、自分がこれまで知らなかった教育のあり方を知るとともに、自分がこれから実現したいことに繋がる内容で、とても心に刺さりました。貴重な機会をありがとうございました。
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