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ママカリの開き方

ごきげんよう、拶双魚です。

今回はママカリの手開きのやり方を紹介しようと思います。
なんかネットで調べても出てこなかったので祖母に教えてもらったものを記録として…

まあ基本はイワシの開き方と似たようなものですが、あちらと違ってママカリの場合は腹骨が硬いので素手だけでは完結しません。


①ママカリを用意する

既にママカリが手元にある人は読み飛ばしてください。鮮度の方が大事です。

ママカリってなんか顔つきに個体差があるように見えるのは僕だけでしょうか?

入手法1:購入

それほど高価な魚じゃないので、売られていれば入手は容易いでしょう。

ま、実情として今ではそもそも買う人が少ないので、本場(?)岡山県のスーパーでも時々見かける程度ですからね。当然ながら需要が少なきゃ供給も減りますし、そもそもネットに手開きのしかたが残ってないからこれを書いてるわけですから…

入手法2:自力で調達

サビキ釣りの道具があるならこっちの方が手っ取り早いです。
以下、既にサビキ釣りの道具を持っている方向け
普通のサビキと違う点としてはママカリサビキと呼ばれるものは仕掛けが長く(2m30cm~50cm程度)作られており、タナを広く探れます。
長竿を使って連結して使う人もいます。
ママカリ以外の魚を釣る時にもおすすめです。実際ママカリを釣るには大体3~5号鈎で十分ですが、明らかにママカリの口に入らない12号とかまでありますし…
他のサビキのように動かさなくても食ってくるので置き竿で大丈夫です。
ぶっちゃけ、コマセもあまり必要ないです。
アピールは集魚板にでも任せておきましょう。

細かいところはこの人の記事が詳しいですので参考にしてみてください。

②下処理(閲覧注意)

一応、血が苦手な人は注意です。(写真は説明文より下に持って行きました)
割とマイナーな魚の捌き方を調べてる人の中に居るのか分かりませんが。

②-1.鱗を落とす

包丁で落としてもいいですし、ペットボトルのキャップで擦っても簡単に落とせます。鱗がたくさん出るのでそこは注意です。

②-2.頭を落とす

一般的な包丁で落とせます。小魚なので当たり前ですが…

②-3.腹骨ごと内臓を取り除く

腹骨が硬いので、頭との切断面上の背骨のところから肛門(腹びれのすぐ手前の辺り)まで直線状に切り落とします。

②-4.洗う

洗います。
酢漬けにしてそのまま食べたり酢漬けにしたものを焼いたり、揚げて食べたりする場合は開く必要はありません。
ちなみに僕のおすすめは焼き酢漬けです。ママカリの料理はいろいろ試しましたが、これまでで一番ご飯が進んだやり方でした。

余談ですが、焼き酢漬けを調べると焼いてから酢に漬けている方が多く見受けられますが僕は先に酢に漬けてから焼く派です。先に酢漬けにしておけば保存が効くし、食べたい時に焼いて焼きたてを食べられるので…

どこを切るかの参考にしてください。

③手開き

③-1.背骨と片側の身の間に親指を差し込んで切り離す

釣ったばかりなどで新鮮な状態だと身が離れづらいです。
腹に指を入れて、爪を背骨に軽く当てながら頭の方と尾の方に滑らせて開いていくイメージです。

撮影のためにスマホを持っていない片手でやってますが当然ながら両手の方が良いです。

③-2.片側を開き終わったら今度は反対側も…

反対側を開くときは腹骨が終わったあたり…最初に開いた方より尾に近い側に指を入れると僕の場合は開きやすかったです。

片側を開き終わった状態がこちら。

③-3.両側の身を切り離したら背骨を背中から剥がしていく

あっさり剥がれてくれます。
尾を残したい方は尾の直前で背骨を折りましょう。残さなくていい方は全部剥がしちゃって大丈夫です。

両側の身を剥がした姿。再度洗ってしばらく酢漬けにしたら酢飯に乗せて、ママカリ寿司の完成です

終わりに

写真付きで手開きのやり方を説明しましたが、結局やってみないと感覚は伝わらないと思いますので実際にやってみることをおすすめします。
どうせたくさん釣れる魚ですし手開きに失敗しても酢漬けにして焼いたりして食べられますから、皆さんも手に入ったら試してみてくださいね。

ではでは。


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