練馬こーさん

氷河期世代発達障害適応障害鬱ひきこもりニート

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  • 様々なジャンルの詩を掲載しています。読んで頂けると幸いです。

  • エッセイ

    様々なジャンルのエッセイを掲載しています。読んで頂ければ幸いです。

最近の記事

手首傷

それはちょっとした間違い カミソリを使った間違い でも何故か止められない 自分をコントロールできない 本当は死にたい訳じゃない 本当は死ぬことが怖い だけど流れる血を眺めると 精神的に安心できる きっとあのお月様が私を どこか遠くへ連れて行って この世界から逃れる術を そっと密かに教えてくれる きっとあのお星様が私を 華やかに光るその姿のように こんな私を輝くスターに なる術を教えてくれる そんな気がしたんだ 自分の手首傷を見て それはちょっとしたきっかけ みんなが私

    • 生活保護者にペットを飼わせると人生が豊かになるのではないか?

       ここ数年、街角で恵まれない犬や猫への寄付を募っている場を見掛けることが多くなった。何やら狂信的な人達が「ワンちゃん!ネコちゃん!」と叫んでいるのを目の当たりにすると、思わず「そんなことより、人間様を何とかしてくれよ!」と叫びたくなるのだが、彼女達にとってはヒトよりも犬猫の命の方が重要なのだろう。まあ、どちらが優れているのかを討論するのはナンセンスだし、授けられた生命に大小を付けるのも良くないので、今ではすっかりそのような光景をスルーできるようになって行った。  しかし、中に

      • 幸せになって欲しいから

        メッセージを送ってもスルーされて 電話を掛けても出てくれなくても それは全く問題ないんだ 彼女には幸せになって欲しいから 喧嘩が絶えなくなってしまって 総てのサービスをブロックされても 気を落としている場合じゃないんだ 彼女には幸せになって欲しいから 僕がいると迷惑になるから 僕がいると邪魔になるから こんな状態の自分を顧みると 誰とも接しない方が良いのかも知れない 両親は優しくしてくれている 色々なサポートもしてくれている それが逆に重荷になってくる 彼等には幸せにな

        • 許さないことにした

           人生の半分以上をいじめられて過ごしてきた。幼稚園から中学校までは当たり前のように被害を受けていたし、会社員になり、それがヒートアップするとは思いもしなかった。そういったことを頭に入れると、自分という人間が『いじめ甲斐のある奴』なのかも知れない。  個人的に最も酷かったのは小学校の頃のいじめであったが、中学時代に受けたものも精神的に参った。それは、クラスの女子が中心になって行われるもので、女の娘に嫌われたくない他の男子生徒も私への態度が変化して行った。そして、その中心となって

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        • 19本
        • エッセイ
          33本

        記事

          森田さんは森田さんではなくなっていた

           以前、精神障害者の地域支援センターに通っていたことがある。私が発達障害だと診断される前から利用し出し、何となくSST等のプログラムにも参加していた。それにより、気の合った当事者の仲間もできたし、個人的には良い経験ができたと思っている。  しかし、段々とその施設にも閑古鳥が鳴くようになって行った。原因として、少し問題のあるスタッフがSSTを担当することになったことが挙げられるが、それ以外にもメンバー間に数々の問題が生じ、疑問に感じた利用者達は消えるように去って行った。ただ、そ

          森田さんは森田さんではなくなっていた

          漢一匹、藻屑と消える。

          何の才能もないのに気付かない振りをする 現実から逃れる為に迷走を繰り返す 本当は何もかも分かっているはずなのに とにかく今だけは総てを忘れ去りたい 叶わぬ夢もある それがこの社会 叶わぬ夢もある それがこの真実 叶わぬ夢もある それがこの時代 叶わぬ夢もある それがこの日本 漢一匹、藻屑と消える。 漢一匹、藻屑と消える。 漢一匹、藻屑と消える。 漢一匹、藻屑と消える。 禍根! 女性に相手にされないのに頑なに認めない 恋人もいないのに周囲の目を気にする 本当は何もかも分か

          漢一匹、藻屑と消える。

          花に水をやる

          家の鉢植えを眺めながら花に水をやる 植物の成長を感じながら花に水をやる 奇麗に咲いている花びらに心をときめかせ 枯れている葉っぱを見て気分が落ち込む 僕にできることはこれだけだから 家族に貢献できるのはこれだけだから 他にできることは何もないから 僕にとって唯一の仕事だから 完全に花が干からびてしまって もうこれ以上は水をやっても無駄で それをゴミ箱に捨てたら 僕の仕事は遂になくなった 僕にできることはこれだけだったから 家族に貢献できるのはこれだけだったから 他にでき

          花に水をやる

          ネット掲示板

          君も何度か書き込んだことがあるだろ 何でも話せるネット掲示板さ 君も誰かの悪口を書いたことがあるだろ 誰にもバレないネット掲示板さ だけど情報開示の基準が厳しくなって 僕が何を書いたかがバレてしまって 会社や個人から訴えられまくって 僕は段々とダメ人間のレッテルを貼られるようになった ネット掲示板だと不公平だと思って きちんと本名でやっているSNSを使って 本当のことを書いてやろうと思って 自分の顔写真と共に会社の批判をしたんだ だけど情報開示の基準が厳しくなって 悪い

          ネット掲示板

          発達障害と鬱が起こす希死念慮

           前にも書いたような気がするが、個人的には発達障害よりも鬱の方が厄介だったりする。それは、ストレスがない時にでも起こるし、日常生活でも満足に物事をこなすことができないからだ。それに加え、最近では死にたいという気持ちも強くなり、段々と立派な精神障害者になりつつある。  しかし、そんな中でも、外に出ることだけは定期的に行っている。空いている電車やバスを用いて気心が知れた場所へ行き、少しだけその街をウロウロするだけの行為なものの、個人的には意味のあることだと思っている。ひきこもり状

          発達障害と鬱が起こす希死念慮

          精神障害者の引っ越し

           先日、両親と住んでいる賃貸マンションの隣人の引っ越しを手伝うこととなった。父はすっかり歳なのに張り切っていたし、母も手際が非常に良かった。しかし、そこに住んでいた増田さんに問題があった。彼女には何かしらの精神疾患があるらしく、満足に部屋の片付けができない状況にあったのである。  思えば、増田さんは隣に越してから異様な雰囲気を発していた。ヒステリーを起こして大声で叫ぶことが何度もあったし、誰に対しても何かと攻撃的であった。まあ、前にその部屋に住んでいた川崎さんという人間が非常

          精神障害者の引っ越し

          君は自殺する。僕も自殺する。

          自分のことを過大評価して 芸術の世界で生きようと思って 学生時代のアルバイトを続けて 夢を追って生きようとするけど 実際は全く上手く行かず 段々と仲間も集まらなくなり 最終的には孤立してしまい 君は自殺する 本当のことを言えば良かった 「君には無理だ」と教えたかった だけどそれから逃げるかのように 君は自分で自分を殺めた 親の迷惑にならないように努めて 名前の知られた会社に入って そこで定年まで働こうとして 現実的に生きようとするけど 外面だけのブラック企業で 体力も精神

          君は自殺する。僕も自殺する。

          クローズでの就労に拘る発達障害者

           ブログをやっていた時代にも書いたが、私は働くことの目的は金を得ることだけだと考えている。それ以外にない。サラリーマンであることに誇りを持っていることは本当に見苦しいし、労働に余りにも向いていない人が多々いるのは仕方がない話である。それに、『氷河期世代発達障害適応障害鬱ひきこもりニート』である自分自身にとって、その位の気持ちでいないとやって行けないということも加えて置きたい。  しかし、中には『人間は働くべき』ということをモットーにしている人もいて、そういった方々には肯定も否

          クローズでの就労に拘る発達障害者

          生活に欠かせないことを趣味にする

           これを告白すると嫌われる可能性が高いが、私はヤニカスである。計算すると、確実に1日に420円が飛ぶのだから大きい。代わりに、昼食代を節約したり趣味に金を掛けないようにしているものの、何だか損をした気分になるからタチが悪い。確かに、煙草を吸っている時は至福の一時とは言える。しかし、別に吸わなくても世の中を生きている人は沢山いるし、ニコチンパッチで胡麻化す方が僅かながらも経済的でもある。  そんな中、非常に納得させられる趣味を持っている人がいる。大学時代の知り合いの森山君は食事

          生活に欠かせないことを趣味にする

          再生数13万回の悲劇

           その昔、私はMySpaceというSNSで自作の楽曲を公開していたことがあった。日本では全く知られずに終わったサービスであるが、意外と海外の方々から私の音楽を気に入って貰えて、その中の"Afraid What"という唄が13万回の再生数を記録した。因みに、少し前に同題の詩をアップしたけれど、こちらはその曲を日本語訳にしたものである。  これによって、私はある種の成功体験を得ることができた。数々の人達がファンになってくれ、名前の知れているバンドからもフレンドリクエストがきた。ま

          再生数13万回の悲劇

          Afraid What

          僕に精神安定剤は必要ない それは僕の状態が良いから 僕に精神科医は必要ない それは僕の状態が良いから 総てのトラブルは消え去った この街はトラップに溢れていない そして多分これからは何もかも上手く行く 何もかも上手く行く 何もかも上手く行く Afraid What 僕にカウンセリングは必要ない それは僕の状態が良いから 僕に障害者支援施設は必要ない それは僕の状態が良いから 心が浮かれているような感じになる 外にでも飛び出したいような気分 そして多分これからは何もかも上

          世界はそんなに悪くはない。ただ、僕は生きるのが苦手なだけ。

          外へ出れば誰もが輝いているのが見れる 晴れの日は皆がニコニコしている 世界はそんなに悪くはない ただ僕は生きるのが苦手なだけ 睡眠薬が切れたと同時に希死念慮が襲ってくる 精神安定剤と抗鬱剤でそんな自分をごまかす 目的もなく散歩をして見慣れた街を再確認 それだけで疲れてしまって家でテレビのリモコンを探す 楽しそうにしている子連れの夫婦 元気に運動している年老いた男性 世界はそんなに悪くはない ただ僕は生きるのが苦手なだけ 布団に入っても全くじっとしていられない 何かしなけ

          世界はそんなに悪くはない。ただ、僕は生きるのが苦手なだけ。