4 広告代理店に入社して・・・中小企業は何でだめ?

私が入社したのは中小企業の印刷会社から派生した広告代理店。
といってもほぼ印刷会社みたいなもんで、
基本的には紙媒体の広告媒体を請け負う。
一応撮影スタジオみたいなものはあったけど、
キラキラという感じではなかったと思う。
キラキラに憧れて広告代理店を目指すなら、
マスメディアを取り扱うところじゃないと絶対にダメ。

最初はやめた理由をつらつらと書いていたけど、
ただただ愚痴っぽくなってしまったので、
愚痴っぽい部分は下半分に集中させることにする。笑

ここでは3年弱働いた。
やめた理由は簡潔に
①将来性がない(キャリア+給与)
→入社5年経っている先輩が「手取り20万なんて夢のまた夢だ」というレベル。
②安月給の割に残業が多く、割に合わないな、と感じてしまった。
→当時、急遽退職した課長の分の仕事の8割を私が引き継ぐことになり、
 業務量が増えていた。見合う給与がもらえれば良いが、
 当時はバイトレベルの給与しかもらえていなかった。
③新型コロナウイルスが流行しても配慮がなかったから
→リモートワークができる職もリモートせず。
 (この時まじで電車に乗っているの3人くらいしかいなくて悲しかった・・・)
 社員が全員集まる朝礼ですら、オンラインにせず強要。
 文句が集中した目安箱も撤去してしまうなど配慮がなかったため。

簡単に言えばこれ。
仕事内容が嫌いなわけではないし、残業も別に構わなかったけど、
たった一日残業しなかった(と言っても持ち帰って仕事はしていた)次の日、
上司に呼び出されて、残業をしなかった理由を聞かれたとき、
「あれ?そもそも将来性もなく、十分な給与をもらっていない、
なのに何でこんな頑張らなきゃいけないんだ?」
みたいなやるせない気持ちになったから。
でも別に「何だこの会社!」と恨み節で辞めたということはなくて、
「合わないし、もっとキャリア伸ばしたいし、他で頑張ろう」
みたいな前向きな気持ちでやめた。

私はアホなので、就職してからしか気がつけなかったけど、
①の件、やっぱり大企業と初任給は変わらなくても、
そのあとの給与の上がり幅というのは大違い。
そんな中でメンタルを保っていくのはなかなか難しかった。
あと正直、業務内容が単純作業に近いこともあり、
ここに数年いても人に言えるようなキャリアが身につくとは思えなかった。

②の件は上記と被るけど、
課長職レベルがやっている業務をやっていたのに何でこんなに
給与が低い?みたいな気持ちが強かった。

③の件、これは本当に大企業との差を痛感した。
本当に電車の1車両に3人くらいしかのっていなかった時でさえ、
何も配慮がなかった。あったのはアルコールの設置くらい。
これは社員全員不満が大噴出してたけど、
それでも会社の体制は変わらなかった。
大企業はいち早く、自宅待機命令が出たり、
リモートワークに切り替えたり、
時差出勤するなり・・・と言った配慮がされたから、その差は歴然よね。

ふう・・・さっさとセクハラ被害について書きたいけど、
いざ振り返ると色々あったなぁと思い長くなったしまうな。

▼以下、最初に夜中のテンションで書いたやつ。
ただの愚痴っぽくなってしまったので、読みたい方だけ。

営業課に配属となり、幸い、上司(指導係の上司)には恵まれて、
初めてやることに日々模索しながら楽しく仕事をしていたけれど、
同じ部署のお局(当時40歳・独身)には嫌われた。

嫌われた理由は”服装”。
すっごい日本人っぽい理由よね。

比較的自由な社風だったので、
お客様のところに行く時のみ、ジャケット着用、
ヒールに履き替え、という形をとっていて、
その形での勤務で良いと指導係の上司にも許可を受けていたけど、
お局はダメだダメだと何回か騒いだ。

でもこれが当時の私には本当に不思議で。
騒いでいるお局はカラフルな柄のタイツとか履いているし、スニーカーだし、
もう一人いるお局より年上の先輩はさらに自由な服装しているのに。

同期曰く「自分より女子感ある年下女子が許せないのでは」とのこと。
そんときの心境は「ま、しゃーない、確かに私はあなたより若いし可愛いし目立つ。まぁ社会の嫌なことの想像の範囲内だ」と割り切っていた。
ネガティブだけど、嫌いな人には自己肯定感上がりがち。

だってよ?指導係で一緒にやっている上司はOKと言っているのに、社内規則違反でもないのに、何で先輩だからという理由でオリジナルルールを押し付けられなきゃいけないんじゃ!という気持ちマックスだった。
役職も付いていない人だしね。
そんな態度がにじみ出ていたのだろう、
仕事内容ではなく、服装の件で、チクチクとした嫌味や若干の嫌がらせを受けながらも働いていた。
ちなみに私の後にその人の下についた後輩には、
黒白グレーのスーツ着用してこいとわざわざ印刷した紙を渡したらしい。ドン引き。

でもそんなながらも指導係の上司のおかげで楽しく働いて丸2年が経ったとき、
これ嘘みたいな本当の話なんだけど、
指導係の不倫相手が会社に乗り込んでくるという事件勃発。
結局指導係の人はそれがきっかけで退職に至った。

そこからは急展開、入社3年目の私が課長だった指導係の仕事を全て引き継ぐことに。中小企業あるあるの人手不足である。
多分大企業なら他に人を異動させてくれるなり何なりしてくれるはず。
もちろん繁忙期は仕事が忙しいし、まだ効率の良い仕事はできないしで、
毎日朝9時〜22時、遅い日は0時頃まで残業していた。
めちゃめちゃ薄給の中。
薄給といっても本当にひどくて、毎月手取りは16万ちょい、ボーナスは10万ちょいしかもらえていない中、上記時間働いていた。
それでも頑張っていた。

けど、残業が続いていたある日、17時から客先で打ち合わせがあり、
そのまま直帰(出先からそのまま自宅に戻ること)したところ、
次の日「仕事を中途半端にして帰ったのではないか」と別上司に呼ばれた。
私は直帰することを会社を出るときに周りに伝えていたし、
さらに、一緒の仕事をしていたお局に
「家に持ち帰って残務するつもりですが会社に戻った方がよければ言ってください」と声をかけて帰ったにも関わらず、呼ばれた。

話を聞いてみると、残業中お局がブツクサと文句を言っていたらしい。
そこで何かがプツンと切れた。
十分な給与をもらっているならともかく、深夜残業代も出ないにも関わらず毎日、課長がやっていた業務をやり抜いて、残業が続いていた日、たった一日、
定時後に帰宅して呼び出されるってなに?
正式な手段で直帰しているのに?
しかもそのお局の言い分を十分に聞かないまま私を呼び出したの?
ただでさえ毎日、残業しているのにこの呼び出される時間で、さらに時間を無駄にして、今日も深夜まで残業ですか?
(当時22時〜0時まで働いていた)

さらに当時は新型コロナウイルスが流行っていたけど、
リモートワークできる社員もリモートにしない、
さらに全社員集合の朝礼もやめない、というクソっぷりを発揮する会社だったのでもともとあった会社への不満がさらに増した。
大企業はそう言った社会情勢にも反応が素早いから、こういうところで
福利厚生の大切さや、大手企業に入ることの大切さを身にしみて感じた。
大企業はハラスメント問題含めてそういう問題に手厚いからね。

ってなわけで他にもたくさん理由はあったけど、
辞めよう、と思った。
入社丸3年とかそれくらいだったと思う。

その会社の人とは今でも仲がいいのだけど、
話を聞く限り、5年経っても手取り20万は夢のまた夢、
おまけにスキルが身につきづらく、年齢行くと転職も難しい、
というようなことを聞いていたので、何の未練もなかった。

そんな感じで再就職活動開始。
次はおもちゃ業界に再挑戦した。

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