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どの視点で世界を見るか


人は起こったことを自分が見たいように見ている
それは、つまり、今起こっている状況は、その人が思っている世界であって、本当の世界ではないかもしれないということである。

その起こっている状況の原因が自分の「外」にあって、それを解決するために、外側に変わることを要求し続けて、自分の「内」に存在する原因に目を向けなければ、成長の機会を逃すどころか、何も変わらないし、何も得られないままになってしまう。

実際に私自身、ずっと私の外側に原因があると思い込んでいた。その内の1つを上げると「残業」ついてである。

私は3年間ほぼ毎日約2時間の残業をしていた。この頃は、正直、自分を殺していた。そして、私の中で湧いてくるのは、自分への不満と周りへの不満。

・どうせ自分には無理
・コレ嫌い!やりたくない!
・なんで、コレを私がしないといけないんだ!
・わー、また忘れてた!もう期限ないのに!
・こんなに仕事が多かったら管理できないよ...。
・あの人、なんでいつも自分は関係ないみたいな顔してやらないんだろ?私がやらなきゃじゃん、やってよ!

もうこんな感じである。性格悪いな...。
ずっと、何かの・誰かの・環境の"せい"にしていた。そして、それが嫌で嫌でたまらない状態だった。

そんな状況で、今度は、"残業減らしなさい"のお局様からの怒りのお言葉
「あなたの残業多すぎ、会社全体が残業減らせってなってて、私は努力しているのに、あなたの残業減らないせいで、なんで、私が上から怒られないといけないのよっ!努力してよ!」

この状況に対して、私はどうしたのか。というと、
①会社と人への文句を自分の中で吐き出す
②"私のことが嫌だから、怒られるんだ"と相手のせいにし、自分を下卑する
③努力をする(ただし、今までと同じ方法)

①は変えることのできない「外」に対して、②は①とは違うけれども、どちらも、"何かのせい"にしていた。
③はやり方次第でいくらでも変えられるのに、私はそれをしなかったのである。

そう、問題はまさに「私の中」で起こっていたのである。私はずっと、
残業が減らないのは、仕事が多いせい。
私が怒られているのは、あの人が私を嫌いなせい。
"私は何も間違ってない!むしろ、正しい!"
もうこうなっては、自分が作った世界からしか、周りを見ることをしないコチコチマインドの境地である。

このコチコチマインドの私がどうやって、自分の作った世界から抜け出せたかというと、
「努力」
これにつきるが、この努力は③とは方向性の違う努力。
つまり、問題はいつも自分の中で起こっている。だから、どうすれば、その問題を解決できるのか。私の世界を変える方向へシフトチェンジした。

それに必要だったのが、今までとは違う「行動」である。
具体的には、

1. 上司への"こまめな"報告
今日1日で、何をやって、どこまで進んで、何があと残っているのかを逐一報告。
2. タイムリーな相談
1時間考えても出てこないなら、もう、即相談。
3. 細分化したタスクだし
発送物は何日のどのタイミングで出すか、というくらいの細かさ。
4. 真似する
上司に以前、言われたことを実践し、仕事中のデスクトップを盗み見て、話す場面では同じように話す

これを3年目にしてやっとやるのかと思う人もいるかもしれないが、今までの私は、一人でどうにかしようと踏ん張って、人にはどこまで頼っていいのか、頼り方を知らない。
こんなこと、聞いたら、情けないやつって思われるかもしれない。
こんだけしか出来てないとか、ダメなやつって思われるかもしれない。という、
完璧主義の見栄っ張りな自分だった。
そんな自分と向き合い。自分を受け入れ、他者否定をやめた結果、やっとできたことである。

そして、問題を見る世界が「外」から「内」に変わることで、周りへのイライラも自分へのイライラもなくなり、フラットな状態で仕事ができる。
かつ、「残業」の問題は、変えられないものから、変えられるものへシフトしたことで、半年後には、残業0(は言い過ぎだが、時々、30分〜1時間程度)に減らすことができるようになった。

さらに、嬉しいことに、2ヶ月先の仕事まで着手・完了されることが出来る様になっていた!
ダメダメだと思っていた自分が実はダメダメではなかったことに気づけた喜びの瞬間、思わず、声が出てていた。笑

どうしても変えられない状態まで固まった人は、結果を出す人の方法をそのまま、自分を捨てて真似することを取り入れてみたほうが成果が出るのは、圧倒的に早い。

見方・考え方の習慣を変えるのは6ヶ月かかるが、自分がとる行動は3ヶ月で変えることができる。
3ヶ月間やって結果が出れば自ずと、「自分にもできるぞ!」「変われるぞ!」となり、見方や思考に影響を与え、変えることができる。

そして、何よりも「私はなぜ、それをやるのか?」を常に自分に問いかける。
変わりたいのなら、選択するのはどの行動が1番効果的か?自分のやり方にこだわるのか。見栄を張るのか。教えを乞うのか。
今の私なら、間違いなく「教えを乞う」を選ぶ。そして、自分の成長につなげ、さらに、自分用に改造していく。

何か問題に躓いたとき、思い通りにならないと感じたとき、どうして自分がこんな目に遭うのかと責めたとき、そんな状況に出くわしたら、「人・もの・環境の"変えられないのも"」に目を向けるのではなく、「自分の自信の"変えられるもの"」と対面し変えていく勇気を持って欲しい。
そして、どんな状況も自分のあり方次第で変えることができるのだということを忘れないで欲しい。

以上、「7つの習慣 大前提」よりアウトプットでした。

拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
1人でも多くの人が、自分の可能性を広げられることを信じています。

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