上司、それネタバレしてますよ!?
部下を活かすポジティブフィードバックの理想の比率3:1を示したロサダの法則など、心理学のテクニックはいろいろある。
組織の管理や指導的立場の人は、おそらく研修や独学でこういうことを知っていると思うけれど、周囲の人からそれらを「学んでいる」「知っている」と知られることって、ネタバレ→無意味にならないのかな?
と組織に属したことのない人間としては、いつも不思議に思っている。
社内研修や上司の読書記録がどの程度部下にバレているのかは分からないけど、
たとえばロサダの法則で言えば、
「今、3回誉めたぞ…!いよいよ来るぞ!上司の本音が…!衝撃に備えよ!!」
って、最初の3つは真に受けないようにして、4つめに絶対聞き耳を立てる(もしも会社員だったら)。
わたしの気のせいだけかもしれないけど、マネジメントや心理学系の本って、こういうネタバレリスクかなり高いのに、本を読んでいるかはともかく、本棚に並べて持っていることを見せることはある種のステータスなのか、あまり躊躇されてないように思える。
それとも、3つ誉めて1つ本音言うとかが既に社内マナー化していて、「私身についてます!」というコンプライアンス遵守アピールのようなものなのだろうか?
あるいは読んでない本を微妙に混ぜて、わたしのような厄介な部下(想像だけだけど)炙り出そうとしている…!?
会社員になったことがない身として、妄想が止まらない。
自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。