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子育てだけに生きない代償を支払う

昨日は投稿できずに終わってしまった。

というのは、ちょっとした打ち身だと思って放置していた子どものケガを念の為病院に連れて行ったら、そのまま大きな病院に行くことになって、最終的に日帰り手術になったからだ。

朝イチで家を出て、帰ってきたのは夜。

よもや大雪の日に、こんなドラマが起きるとは。驚き。

一番びっくりしたのは、筋金入りの病院嫌いだった本人だろうけど。

帰ってからは、その日に済ませる予定だった仕事のスキルチェックテストを駆け込みで受験。

急いだあまり、よく考えないでスタートして時間配分を間違えて失敗。
ああ、クビになるかも。マジでこれから仕事どうするんだ〜!

からの、とりあえず新しいライターの仕事契約決定のお知らせでの安堵。

気がつけば今日の1時。金曜日、終わってた。

ほんとはね、てこでも病院行かない病の娘が、それゆえのピンチに立たされて遂に克服したっていう記念すべき日。

歯の健診すら歯科衛生士の仏の顔を破壊する頑固さだった彼女が、1日で採血注射と麻酔注射2本、コロナ検査のための鼻綿棒、意識があるまま手術室に一人で入り、手に金属を入れることを受け入れた。

書きたいことは10000字あっても足りないくらいの大事件だ。

親バカ精神へ自制心をゼロにしていいなら、喜びの雄叫びをあげながら花吹雪を駅前で来る人来る人にかけて回りたいくらいである。

帰ったら、そのさわりだけでもネタに書こう…!!

そう思ってたのに、その後が自分ごとでジェットコースター過ぎて、すっかり書くことを忘れてしまった。

なんだろね。

親になっても自分を生きる。

子育てしながら仕事をする。

その本質的な代償って、子どものことで味わえる喜怒哀楽に100%どっぷり使っていられないことなんだなって思った。

本当なら、72時間くらいはこの喜びのことだけを考えていられるくらいのイベントが、自分のやりたい仕事や食べるための仕事のために一瞬で過去になる。

人生は選択だし、変えるつもりはないけれど、どっぷり浸かれる時間が短いなら、その分一瞬一瞬を濃く全身全霊で生きよう。

そう心に決めて、毎日投稿を破ったことを水に流す。

自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。