背景_ノート28

No.28 集団寮での昼ご飯と昼休憩や上級生からの指導

部屋の整理整頓

音楽が終わった後は、寮に戻った。午前11時過ぎくらい。寮に戻った後、教官の号令で各自、自分の部屋に戻っていく。

今1寮の人数は11人らしいが、2人が調査(規律違反を犯して単独寮で生活をしている)に上がっていて、現在員は9人。

1寮には部屋が5部屋あって、うち4部屋は2人、1部屋は1人で広い部屋を独占している状態だった。

俺は、1寮の中でも最も古株の安藤君と同じ部屋になった。部屋に戻ってからは、午前中に時間がなかったため適当に置いていただけだった荷物の整理をする。

神崎先生の指示で、安藤君から口頭で教えてもらいながら、衣類の整理の仕方・棚にしまうもの・布団の整理についてなど、集団部屋での過ごし方をあれこれ教えてもらった。お互いの呼び方は「名字+君」で、「安藤君」という感じで呼び、上級生下級生・年上年下などは関係なく、お互いに敬語。

覚えることが腐るほどあるのに、部屋の中での整理整頓方法など、ここでもルールばかりで大変。

ちなみに、原則として少年同士の会話は許されておらず、先生の許可が下りた時(会話が必要不可欠な時や、イベントの時など)だけ会話が出来るようになっている。基本的に先生が目の前にいる状態のみ。

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