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壮絶な半生の意味とは。

我ながら仰々しいタイトル。自分でもびびってます。

もっと比べものにならないくらい大変な人なんて世界中にいくらでもいるし、すなおちゃんたら今日という今日はさすがに自意識過剰なのでは?というかオマエ程度が壮絶な人生語るなよという聞こえるはずのないブーイングが飛んできておりますが、、、

あーあーあー。

今日もがんばります。


これはHSPあるあるかもしれないのですが。

なんで自分は人生の前半戦(前半というか序章の段階)でここまで苦労をしなければいけなかったのか、避けるすべはなかったものか、もっと尊厳のある人間として生きられなかったものかと、どうしようもなく悔しくなってしまうことがあります。

こんなことを言うと謙虚さがないとか感謝が足りないなどとお叱りをいただくかもしれないのですが、自分だけに人間何人分もの苦労や辛い境遇が降ってきているように感じてしまうことが何度もありました。


もちろん人には人の地獄があり、誰もがすいすい楽に生きているわけではないということは理解しているつもりです。不幸マウントを取る趣味も全くありません。


でも、薄々またははっきりと「あたいの人生超絶困難続きだわ…ぴえん(壮絶だけどなぜか死なないんだよなあ。笑)」って自覚している私のような種類の人類のかたって、特にHSPのかたの中に多くいらっしゃるのではないかなと思うのです。


人生そのものが五里霧中というか暗中模索というか、既存の幸せのガイドラインのようなものに沿って生きようとしてもそこに確固たる答えを見いだせないまま世間で言うところの「いい大人」なお年頃になっている。

周りの要領よく生きてるように見える人と自分を比べては「私ばっかり苦労して生きるの下手くそでその上踏んだり蹴ったりで、こんなんで生まれてきた意味あるんかな…」なんて暗い気持ちになったりする。


正直なところ、損な役回りだなあ(参っちゃうよまったく…)とおもいます。よね。

いつか死後の世界で、もう一回地球に生まれたいですかとインタビューされたら「次はもうちょい痛くない感じがいいですね」って答えそう。


でも、これは私の思い上がりかもしれないのですが、そういう捻り潰されるようなハードな人生の前半なり序章の部分を過ごした人って、今の時代的にすごくたいせつなミッションを持って生まれてきてると思うんですよね。

ミッションなんか要らないから楽に生きさせて…って思う気持ちも本当「それな」でしかないくらいによくわかるのですけどね。


それでその、時代的にたいせつなミッションってなんなのかっていうと。

「条件付きの愛」だとか「前進」「効率化」「競争に勝つこと」「搾取」「支配」「上下関係」「やったもん勝ち」などといったものに傾きすぎた世界のエネルギーを中和し、加速しすぎた流れに「ええと、それはちょっとちがうんじゃないかな」って、ゆるやかにブレーキをかけること。


満身創痍になるくらいにたくさん傷ついてぎりぎり生き残ってきたような人って、同じように傷ついて疲弊した世の中に向かって、「生きてるだけでいいんじゃないかな」「生きててあげてるだけすごいじゃんね」っていう、たぶん今すごく必要なメッセージを誰よりも臨場感をもって、絵空事でなく生の声として言える人だから。

世の中に向かってなんて書いたけど、実際は隣りの人に優しさをわけてあげるくらいの感じでいいと思うのだよね。


「生きてるだけでいい」なんて、今はまだ受け入れられない人もたくさんいると思うし拒絶反応示す人もいると思うけど、すでに少しずつ(いやかなり加速度的に)変化してきているように、これはこれからの極めてスタンダードな価値観になってくるんじゃないかなって思うんです。


そして今はまだ困難のなかにいる人も、その場所から卒業して霧が晴れた瞬間に、今度はご自身が人の心を照らす側になる。

あなたを通過していった孤独や悲しみが大きいほど、あなたから放たれる光は強く人を惹きつける。

否応なく、そうなってしまうのです。


**


自分の半生なんだったのかなって考えたときに、ただ人より苦労や不幸な境遇が多かったってだけじゃ虚しいというかやるせないから、無理矢理意味付けをしてみました。

でもあながち間違ってないんじゃないかな。


歩いてきた道がどんなものであったとしても、自分がつけてきた足跡を、自分が見てきた景色を、ひとつ残らず自分で正解にしてあげるのだ。

あなたの人生に間違いなど何ひとつなかったのだと、わたしはわたしに言ってあげたい。


そして願わくはあなたにも、同じ言葉を贈りたいのよ。




***

HSPのお部屋。


雑貨屋さんやってます。あそびにきてきて。


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自分の中の創造主である『内なる自分』を再発見するためのnoteの玉手箱です。 自分を認め受容するために「足すべきもの」など、本来何もない…

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