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東の空に願う/一陽来復

New year of water rabbit 🐰
年は明けたが未来は暗い24歳厄年年男、年越しは深夜現場勤務、月収低めポンコツ新入社員、初屁の出は湿り気味、恋バナのキモメン枠3巡目のオワコンです。

[癸卯(みずのと・う)]
陰陽五行思想では春の萌芽を示す年なのだそうだが、癸卯の明治36年が日露戦争が始まる前年であることを踏まえると近年の世界情勢をあまり穏やかには思えない…

食糧危機、物価高騰、預金封鎖、死者数増加、新しい戦前と言われる年なので、この沈む国から亡命したいのですが、資金・語学力・覚悟の欠如のため叶いませんので平穏を祈るのみです。

自分自身も一度失くした元気を全て取り戻すことはなく、特に新しい挑戦はせずに省エネモードで堅い1年を過ごせるにようオカマ歩きで参道を進み、左サイドスローでお賽銭を。冗談はさておき、近年は人類の移動の研究として、自分のルーツに縁がある神社を巡っています。

そんなワケで今年は古代の人が太陽を求めて東に歩を進めた考古学的事実、祖父の出身及び自らの姓の発祥が茨城県である由縁から東国三社詣りをしてみました。
・鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
・息栖神社(茨城県神栖市)
・香取神宮(千葉県香取市)

鹿島神宮と香取神宮は以前に家族で詣でたことがあったのですが、息栖神社は初めてでした。三社の共通点は参道が概ね西側から東側へ延びていることでしょうか。

息栖神社は鹿島神宮の真南10kmに位置していてその一帯は利根川氾濫原の低地となっています。一の鳥居がすぐ西側の水辺(常陸利根川)に面しているのが特徴。

鹿島神宮と香取神宮は小高い丘の上にあり、西側一帯が一段と低くなっています。とりわけ香取神宮の西側は今でこそ陸地であるもののクネクネとした谷津地形がかつての入江を思い起こさせます。また、古墳や古城跡も多く分布しています。後の時代に東国は野蛮だと蔑視されようとも古くから人が住み、有力者がその地を治めていたことを物的証拠から伺い知ることができるのです。

古代の人が太陽を求めて東に歩を進めた際にほぼ最東端ともいえる丘に昇る朝日はさぞ神々しかったことでしょう。東国に「神宮」が2つも存在し続ける地理的な優位性を、地形は静かに語ります。

「歴史は嘘をつくが地形は真実を語る」のです。

ここで、違和感に気づいたあなた…さすがです。実はこのブログのサムネイル画像は東の空ではなく西の空なのです。早朝にさいたまを出発し太陽を追いかけて東へ進んだものの鹿島神宮への到着時には既に太陽は昇りきっており、息栖神社を巡った頃には日没前になっていました。

このように、写真に騙されることがあるので注意が必要です。

ところで日本人の7割は無宗教と言われますが、世界最大の宗教行事(1日あたりの人流)は日本の初詣とも聞きます。神社に参ることもあれば葬儀はお寺で、結婚式は教会だったりする多神教は逆説的に無宗教というのは頷けます。

徹夜で寝て考えたのですが、我々の信じていることは「知らないことは信じない」のような気がします。「知る」の度合は身近な親類に影響されてその人の価値観が形成されますが、互いを知らないことによる争いほど無益なことはありません。適度に互いを知り、干渉しない慎ましさが求められると思うのです。

しかしながら、世界的枠組みの中で我が国が戦争に巻き込まれるのは時間の問題でしょう。
穏やかでない情勢ですが、マシな1年になることを願いました。

国家存亡危機に精神的な不安を感じ、神社参拝をすることで自らのアイデンティティ確立と御利益の授受を狙う方は近年多いのではないでしょうか。

我が部屋にある神札と厄難除をご紹介(2022-2023)

・出雲大社/出雲國一之宮
・香取神宮/下総國一之宮
・諏訪大社/信濃國一之宮
・久伊豆神社/武州岩槻総鎮守
・鹿島神宮/常陸國一之宮

実家には武蔵國一之宮氷川神社/氷川女體神社の札があります。TRFのSAMさんの実家(岩槻藩御典医)が運営する丸山記念病院で私が生まれた由縁から、干支が二回りした今年にあえて岩槻久伊豆神社にも詣でてみました。

いつかの機会で地元のことを記述します。

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