KENちゃんの思想膿漏

歯茎が弱い美大卒サラリーマン/お付き合い経験合計0.75人(25歳)<反自民の中道右派>【記述内容】:自身の國家観、地理歴史考察、美術展鑑賞、移動体験の記録 /現代アートユニットメンバーとして、関東各地を遊牧中。<共著『野良の藝術』/埼玉新聞社> (国立近代美術館図書室蔵書)

KENちゃんの思想膿漏

歯茎が弱い美大卒サラリーマン/お付き合い経験合計0.75人(25歳)<反自民の中道右派>【記述内容】:自身の國家観、地理歴史考察、美術展鑑賞、移動体験の記録 /現代アートユニットメンバーとして、関東各地を遊牧中。<共著『野良の藝術』/埼玉新聞社> (国立近代美術館図書室蔵書)

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真実を見抜く/慧眼無双

知人にお誘いいただき、たどり着いたはセルビア共和国大使館。ユーゴスラビア研究者 山崎ヴケリッチ洋先生の集大成と言える書籍の出版記念イベントへ。 経済学者(千葉大学名誉教授)の岩田昌征先生を交えて書籍の裏話に触れ、旧ソビエトを取り巻く経済&戦争のトークセッションに着地し、カクテルタイムを楽しむ夜。 『山崎洋仕事集:丘を越えて海を越えて(西田書店)』https://nishida-shoten.co.jp/portfolio_page/yamasakihiroshishigo

    • 筆司に訊く/生々流転

      G7広島サミット開幕日、道路規制の街中を避けて筆の産地 熊野にある筆の里工房(博物館)へ赴く。 まず、開催中の企画展「宮廷文化を彩る絵画」を鑑賞五摂家の筆頭、近衞家の美術保管庫:陽明文庫のコレクション展だ。 重要文化財級の貴重な作品や教科書に載っていた(ような?)肖像画、古典作品を当時の文化人が描き写した絵巻物、焼物や人形といった工芸品等が一堂に並んでいた。 作品の強さはさることながら、「筆」のミュージアムだけあって、美術工芸品を「筆」や「書」、「筆致」に着目して作家の

      • 観光UXデザインの本質/継往開来

        MaaS等の新しい観光施策には消費行動促進のカラクリが沢山潜んでいるが普及の面で課題も多い…。 以下、意外と紙のチケットも悪くないよね!という話。 昨日に訪れた「錦帯橋/岩国城エリア」は従来型の現金支払いが主流でアナログ的だったが、ロープウェーとのセット券(画像)がユーザーエクスペリエンス(UX)的にとても良かった。 理由は切り離し式の券自体が観光のルート順序を決めるガイドとして機能していたからだ。 デザインが超イケてるわけではないのだけど、過不足なくコンテンツが色分

        • やむを得ず投票棄権/滅私奉公

          社会人生活2年目。 800km西へ2ヶ月間の出張滞在、否、大罪を犯した(?)ため島流しの刑に処されている… 基本的に正しいことを言う者が排除されるのが日本社会の性質で、時の為政者または上司の能力が高いかというとそうでもない気がする。 統一地方選の投票券はアパートのポストに入ったまま。オンライン投票ができないのが歯痒い。 国会に姿を現さないガーシー議員を辞職に追い込むよりも、海外からの国会参加や政治参加のオンライン化整備の議論になれば建設的だったのに。 年代別人口の偏り

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        • 広島滞在録
          3本
        • 世田谷見聞録
          1本

        記事

          開発と保全の間で/故郷雑感

          糞土師の伊沢正名 氏は、先日の講演で自身が野糞を始めた理由の1つに、し尿施設建設そのものへの疑問を挙げていた。 「国マニア」等の著者で、香港九龍城砦に住んだ<激レアさん>の吉田一郎 氏は、民族や宗教の対立に目を向けがちな紛争も、多くの場合、背景には「自分たちの地域の富は、その地域で使いたい」という強い思いがあると述べる。 私が何を言いたいかというと、 合併都市の中央政府にとって、辺境の政策優先度は相対的に低くなるということ。それによって、冷飯を食わされ続けた地域で失策が繰

          開発と保全の間で/故郷雑感

          古民家再生の実情/隔靴掻痒

          令和日本見聞録/地方自治体の現状と可能性① ※2021年11月に訪問時の文章を基に再執筆したものです。 滋賀県は彦根市のお隣、多賀町土田村 明治大正の貿易商 近江商人 嘉次郎殿の蔵を訪ねて。 大正時代にバンクーバーで売っていたとみられるTAKENOKOのラベルを発見!!! 旅の目的は先日(2021年11月)の野外展撤収を手伝ってくれた、謎のアウトドアおじさん ツッチー のご実家でした。大学のゼミのあと、直で新幹線で向かい、翌日の朝イチから半日連れ回してもらうVIP対応😁

          古民家再生の実情/隔靴掻痒

          東の空に願う/一陽来復

          New year of water rabbit 🐰 年は明けたが未来は暗い24歳厄年年男、年越しは深夜現場勤務、月収低めポンコツ新入社員、初屁の出は湿り気味、恋バナのキモメン枠3巡目のオワコンです。 [癸卯(みずのと・う)] 陰陽五行思想では春の萌芽を示す年なのだそうだが、癸卯の明治36年が日露戦争が始まる前年であることを踏まえると近年の世界情勢をあまり穏やかには思えない… 食糧危機、物価高騰、預金封鎖、死者数増加、新しい戦前と言われる年なので、この沈む国から亡命したい

          東の空に願う/一陽来復

          韓国人焼肉店主に訊く/無手勝流

          空いている、腹が。空いている、いつも混んでいるその店も。出張滞在先の街で気になっていた店で一人焼肉をキメた。40代くらいの韓国人女性店主とカウンターでお喋りをした内容を書き留める。 ・韓国の学校進学と宗教観 ・梨泰院転倒事故 ・組織に馴染めない少数派の苦悩 奥の座敷に一組いるだけで、他に客はいなかった。私は一人だったのでカウンター席に案内され、一人焼肉セットの「和牛スペシャル3品盛り」を頼んだ。出張も終盤、少し奮発。「やかん」の黄土色をした伝統の器で締めのイードンマッコリ

          韓国人焼肉店主に訊く/無手勝流

          移動民族の家族観/相敬如賓

          用事があり、勤務後の足で世田谷の彫刻家の家に行く。ここは共に活動するアートユニットのメンバーのC子さん宅で、芸術家や音楽家、学者や大学教授までもが集う場所。私も数年前からよくお世話になっていて、この1年間は月に2回ほど来ている。今回は家族観について述べたい。 それにしても時が経つのは早い。 いつものアートユニットメンバー2人(C子さん、Y田さん)に加えて、今日はここで約10ヶ月ぶりに会う人がいる。長野とインドの二拠点生活をしている彫刻家のK子さんだ。それ以前より居を転々とし

          移動民族の家族観/相敬如賓

          77年目の「敗戦の日」を迎えて/因敗為成

          もう2ヶ月経ったが、2022年の盆は6連休の取得に成功し、「croud」を避けて「cloud」に近い高原で過ごしていた。 新型コロナウイルス感染症パンデミックと共に迎える3度目の夏になるが、感染状況何如によって外出先を決める人(日和見主義者)と、意識的に人混みを避けるように変わった人(避密主義者?)がいるように思える。 落ち着いた場所で過ごすのを好む私はもちろん後者であり、コロナ禍以前より続けている「マイナーな観光地」への訪問に拍車がかかっている状態にある。(コロナ禍での

          77年目の「敗戦の日」を迎えて/因敗為成