移動民族の家族観/相敬如賓
用事があり、勤務後の足で世田谷の彫刻家の家に行く。ここは共に活動するアートユニットのメンバーのC子さん宅で、芸術家や音楽家、学者や大学教授までもが集う場所。私も数年前からよくお世話になっていて、この1年間は月に2回ほど来ている。今回は家族観について述べたい。
それにしても時が経つのは早い。
いつものアートユニットメンバー2人(C子さん、Y田さん)に加えて、今日はここで約10ヶ月ぶりに会う人がいる。長野とインドの二拠点生活をしている彫刻家のK子さんだ。それ以前より居を転々とし