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乗り越えろ!真夏の灼熱アウトドア

三重大学自然環境リテラシー学:参加コース(Dチーム)/第二回/7月24~25日

こんにちわ!前回の投稿から約一ヵ月、第二回自然環境リテラシー学実習に参加してきたので今回も内容を紹介します。今回はひたすら暑かった。

1日目

朝8時にロッジさらくわに到着し、カヤック、PFD、パドル、その他もろもろの道具を準備するところからこの実習は始まる。地味で大変な作業だがこの作業しないと実習ができないので、頑張って素早く準備する。

準備も終わり、受講生たちも到着したところで実習スタート。今回は海上保安庁の職員さんに来ていただいて、海難事故の事例、海難事故を防ぐためにできること(携帯電話のGPSを利用、PFDの着用。etc...)を話していただきました。海難事故の話を聞くことで、安全管理の意識が高まった。

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お昼になり、昼食を食べることになった。この日のメニューはマルタイの棒ラーメンとベーグルサンド。(かなり空腹だったので写真撮り忘れちゃいました笑) 近年のアウトドアブームの影響からアウトドア好きの間で大人気のマルタイ棒ラーメン、これを外で食べると「アウトドアしてるなー」という気分になる。おいしいので食べたことない人はぜひお試しあれ。

マルタイラーメン

食事を終えたら早速カヤックに乗る。今回は座佐の浜でキャンプを行うので、カヤックにたくさんの荷物を詰め込む必要がある(パッキング)。カヤックの前後のバランスや、荷物の容量に注意しながら詰め込む。慣れていればどうってことない作業だが、初めてだとこれがなかなか難しく、受講生は戸惑っていた。受講生の反応を見ると自分が初めてパッキングした時のことを思い出し、懐かしい気持ちになった。

強い日差しを感じながらツーリングのスタート。

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今までは普通の水筒を使っていたがかさばるので、今回のためにAmazonでウォーターキャリーを購入していた。思ったよりしっかりした素材で、雑に使っても壊れる気配がないので満足度は高め。サイズもちょうどよく、ツーリングにピッタリだと感じた。

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第二回ということもあり、比較的スムーズに浜へ到着することができた。荷物をカヤックからおろし、グループレスキューの準備をする。荷物が入っているハッチを開けると中からすごい熱気が伝わってきた。荷物の中にはイヤホンや充電器が入っていたので熱で壊れていないことを願いつつ作業を続けた。毎回浜についてから同じようなアングルで写真を撮っている。海と山、浜のバランスが絶妙。

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荷物を降ろしたらグループレスキュー。スタッフ、教員が手本を見せながら説明を行う。レスキューがちゃんとできないと安心してにカヤックに乗ることができないので、みんな真剣に練習を行う。最低一回は練習するということだったが、何回も落ちて練習する人もいて感心した。レスキューはする側もされる側もかなり体力を使うので、へとへとになりながら浜まで戻った。

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浜に戻りテントを立てる。なかなか平たく良い場所がないので浜を歩きまわり少しでも良い場所を探した。決めた場所は写真の場所。少しハマボウが生えているが、許容範囲。ここをキャンプ地とする!!!!

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少し離れて見るとこんな感じ。(テントは僕のじゃないけど)こんなに植物に囲まれた場所にテントを立てたのは初めてなので、新鮮な気持ちを抱いた。景観ヨシ、平地ヨシ、といった感じだが虫が多いのが玉に瑕。テントの戸締りを忘れず行おう…

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テント設営も終わったので、今度は夕食。献立はトマトリゾットとソーセージ。トマトリゾットは簡単な上においしく大満足だった。(おいしかったので後日、家でも作った)ソーセージも最高!生ものだったので心配していたが、何の問題もなく食べることができた。アウトドアを行う上でおいしい食事は英気を養う重要な要素なので、次回もおいしい食事を作ろうと思う。

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食事のあとはレクチャーと一分間スピーチ。今回はかなりハードに動いたのでみんな睡魔と戦っていた(笑)。この日は4時半に起きていたので、僕も寝ないようにするのが必死だった。

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テントに戻り、就寝の準備をするがとにかく暑い!!!普段はエアコンをつけて快適な睡眠をとっているので、外で寝るときの暑さを完璧に忘れていた。こんなに暑いのに夜中になると冷えるのが猶更たちが悪い…          いくら暑くてもここで寝ないと明日に響く、ということで我慢して寝る。


2日目

おはようございます。なんだかんだで良い睡眠が取れた。思ったより夜中に冷え込まなかったので助かった。いつもキャンプでは夜中に起きるので良質な睡眠が取れた時は気分が良い。

朝ごはんにお餅入り味噌汁を食べた。味噌汁にお餅を入れるのは昔ガイドさんに教わった。初めのころは抵抗があったが今となっては何の躊躇もない。少し濃いめに味噌汁を作るのがポイント。

余談だが今回つけていた三重大学のフラッグ。学生運動に使われてそうな字体で個人的に好み。

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昨日のグループレスキューと同じ場所でセルフレスキューを行う。グループレスキューはセルフレスキューと違って船を支えてくれる人がいないのでバランスがとりにくい。なので昨日上手にレスキューできていた受講生も今回は苦戦していた。僕の担当していた受講生はなかなか成功できなかった。セルフレスキューは直接助けてあげることができないのでかなりもどかしかった。

セルフレスキューが終わってから2時間ほど自由時間があったので軽く昼寝をしてから昼食を食べた。予定ではサンマのかば焼き缶詰とお茶漬けだったがお湯を沸かすのが億劫だったので、混ぜご飯にした。サンマの身を崩した後なので写真の見た目はよくなかったが味は実習中に食べた中で一番おいしかった。缶詰恐るべし。

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テントを撤収し、パッキングをしてロッジさらくわまで戻る。この時出艇が20分ほど遅れてしまったので、気持ちペースを上げて戻った。出艇が遅れると気象や船の往来の関係でリスクが跳ね上がる場合があるので、次は時間管理を徹底せねば。

ロッジさらくわまで戻り、道具の片づけ、一分間スピーチを行う。道具の片づけは手伝ってくれる受講生とそうでない受講生の差が大きかった。今年の実習はスタッフの数が多いので「基本スタッフで作業しよう」という空気があるように感じる。全員で作業するということもチームワークを強化するという点で重要なので、次回は受講生にもっと頼ろうと思う。

受講生が帰宅する様子。実習の感想や、ぶっちゃけた思いなんかも聞けたりするので、受講生の見送りをするのが結構楽しかったりする。

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ラッシュガードを忘れていたので腕の日焼けがすごかった。(日焼け止めをたっぷり塗ってたんだけど...)今回は一泊二日だったからよかったが、長期になると日焼けの痛みに苦しむことになるので、次回は日焼け対策をもっと強化しようと思う。

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実習の後日、実習で使った道具を天日干しした。この日も良い天気だったので絶好の天日干し日和だった。炎天下だと、熱中症の危険性が上がったり、体力を多く使ったり、暑さが不快だったりと悪い点もあるが、気分が晴れたり、濡れたものがすぐ乾いたり、写真映えが良かったりと良い点もある。こんな天気ともうまく付き合うこともアウトドアの楽しみの一つだと再認識した実習であった。

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