杉本しほ

2019年11月!今月のイチオシnoteクリエーター|"生と死"がテーマの内省系エッセイ、ショートショートを中心に投稿|フリーのWebライター、占い師|📩siho97s@gmail.com

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マガジン

  • U25noterが選ぶ”共感”note

    • 74本

    25歳以下のnoter6人がPickする”共感”をコンセプトとしたマガジン。9月・10月のテーマは「芸術」!毎月のテーマに沿って共感したものをマガジンに追加していきます。

  • #エモいってなんですか?〜心揺さぶられるnoteマガジン〜

    • 121本

    理屈ではなく何か感情がゆさぶられるそんなnoteたちを集めています。なんとなく涙を流したい夜、甘い時間を過ごしたい時そんなときに読んでいただきたいマガジンです。

  • 私の脳内を文字にする。

    体験談を通して、伝えたいことをエッセイにする。それが #私の脳内を文字にする です。このハッシュタグで投稿してもらえば、「いいな」と思ったものをわたしのnoteで紹介します。

  • みんなのnote自信作

    • 288本

    【ピッカー募集中】noterたちの自信作が集まるマガジンです。 ピッカーの自薦only。誰にも発見されなかった隠れた名作が見つかるかも!? ツイッタータグは #note自信作

  • 白いお花畑を目指して

    好きなことを好きなように書き、つらいことはつらいと言えるようになりたい。自分らしい生き方を考えて、投稿しているようなエッセイ集。

    • U25noterが選ぶ”共感”note

      • 74本
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最近の記事

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「好き」が何よりも強い武器になると思うから。わたしは書き続ける。

「文章を書くと自分が消耗する」と、言うひとがいる。本当にそうなのだろうか。ひとの書き方に文句を言いたくはない。ただ、「それってめっちゃしんどくないですか?」「続けられますか?」「そんなことをしてまで文章、書きたいの?」とは思っている。 求められるからと自分の魂を削ってまで、文章にしなくて良い。だって、ネットに出してるから。一生残るもの。タトゥーより残るわ。 ネットは怖いよ。誰が見ているか分からなくて、誰が保存しているか分からなくて、だけど、それが良い風に作用することもある

    • 一生懸命がんばれない

      25年間、悩んできたことがある。それは、「もっとがんばれ」「必死になれ」「一生懸命できるでしょ」と言われること。 わたしは体力がないのか、生まれつきの心臓のせいか、一生懸命にがんばると必ず倒れる。微熱が出て体調が悪くなる。そんな危険信号を無視して動きつづけると、病気になったり倒れたり起き上がれなくなったりするのだ。 嫌な体質だよね。わたしもそう思う。一生懸命できるのって、恵まれたことなんだよね。体力と気力が人並み以上にあって、必死になれるような原動力がないと難しい。 わ

      • なんとしても小説の新人賞を獲りたい

        何度目の落選だろうか。また、長編小説は一次審査も通過しない。短編は割と得意で、何回か最終選考まで残ったのですが。長編が!全く!うまくいかないよ!!! フォロワーのみなさん、助けて。何かね、昔から短期戦は得意なのよ。学生時代は真冬に長期マラソン走らされたやん? わたしのとこだけ? あれとか、めっちゃ苦手やった。 長編小説が書けない書き続けると途中で訳がわからなくなる。まじで苦手。スピスピしてて申し訳ないのですが、算命学で占うと継続の項目がゼロなのよ。そんなことある? 「そも

        • 自覚してないストレスが、いちばんヤバいよね

          悲しいことに、自分の精神的なストレスを認識できない。感情を抑え込んで生きていたら、いつの間にか、朝に起き上がれなくなるほどのストレスを抱え込んでいた。少し疲れているや、朝が苦手どころじゃない。鉛のように身体が重くて、3日眠っていないほどの睡魔と疲れで、そのまま夕方まで寝てしまっていた。 精神科で安定的に通院して薬を飲み、よくない環境からも離れた。ストレスフリーになってきたから、診断を受けてみようと思ったのだ。選択したのは、厚生労働省の「5分でできる職場のストレスチェック」だ

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          「岸和田の霊能探偵・影山」あらすじ

          東大卒なのに幽霊の研究ばかりしているニートの影山と、幽霊を信じていない脳筋のイケメン狛犬剛。二人が協力して岸和田で起こる事件に立ち向かう。剛が実家の探偵事務所の手伝いで犬を捜索していたところ、南海線の蛸地蔵駅で事故に遭った女子高生を発見。持ち前の運動神経で助ける。 事務所に戻ると、幼馴染の影山が遊びに来ていたが、幽霊にしか興味がないらしく忘れられている上に無視される。ところが、女子高生を助けた話をすると影山が興味を示した。一緒に駅を見に行くと、タコの悪霊に巻き込まれる。そこ

          「岸和田の霊能探偵・影山」本編

          〇南海線蛸地蔵駅    岸和田高校に通っている女子高生・桑原真央(くわはら まお)が自転車で帰宅していた。その途中、蛸地蔵駅の踏切で電車に巻き込まれそうになっている。 真央「誰か助けて!」    仕事の依頼で犬を捜索していた、狛犬剛(こまい つよし)がその光景を目撃する。剛は幽霊を信じていない脳筋のイケメン。持ち前の運動神経で、電車に惹かれそうになっている被害者を助ける。 剛「大丈夫? どうしたんや!」    呼びかけても反応がない。 母親「剛、その犬捕まえて!」    訳が

          ドブに捨てた青春が、姿を変えて、わたしに刃を向けてくる

          わたしの10代の後半は、ほとんど部屋の中で過ごした。学校もいかず、ひたすら泣いていた。何が悲しいのか分からない。涙が落ちて初めて、いままで傷ついていたことに気が付いた。その事実が、すごく悲しかった。 いじめられても、卒業式で幼馴染と別れることになっても、泣かなかった。自分の感情を抑え込んで生きていたから。きっと、あまりにも繊細で、ずっと、わたしの喜怒哀楽を受け入れていたら日常生活を過ごせなかったのだろう。 本当は常に悲しかったし、常に嬉しかった。でも、普通のひとは、そんな

          綿矢りさになれなかった。でも、綿矢りさも私には、なれない

          いまのわたしは、私になりたい。ずっと夢を叶えるのが怖かった。文学賞に出して、一次選考にも通らなかった高校生の頃。それから、自分だけの小説を書き続けている。25歳になった。もう25歳になってしまったんだ。 綿矢りさになりたかったな。高校1年生の頃、本屋さんに並んでいた『蹴りたい背中』の冒頭を見た。こんな作品を書きたいと切に願った。この世の中に希望を見いだせた。当時のわたしと同い年ぐらいなのに惹きつけられる文章を書く、天才が存在するんだと。わたしも、書けるようになりたいと。

          ちいかわの世界より進撃の巨人の世界で生きていたい

          進撃の巨人の世界観で生きている。常に戦場の最前線にいる。いじめや毒親にまみれて育ったから、強くないと生き残れなかった。ずっと、ちいかわのような暮らしでも、生存している人たちが羨ましかった。いざ、ゆるい漫画の世界に入ってみたら、つまらなかった。ああ、巨人と戦いたくて調査兵団に志願したのだ。 エレンみたいなわたしが、ちいかわの世界に飛び込んでみた小さい頃から、親の気に入らないことがあれば物を投げられ、学校に行けばいじめられる環境だった。彼氏を作れば、クズ男を選んでしまう。そのほ

          漫画『ちいかわ』のうさぎを通じて、自分の強い部分を再認識した【エッセイ】

          見た目と中身のギャップに苦しんできた。「大人しそうなのに、急に怒り出して怖い」と言われた。でも、自分自身にとっては必然だった。いざとなれば反撃しなきゃやられると感じているし、そうしなきゃ気が済まない。いっそのこと黒髪から金髪ピアスにイメージチェンジをして、中身と調和を計ろうとしたこともある。 うさぎと”わたし”の似ている部分Twitterで人気のゆるい4コマ漫画『ちいかわ』のうさぎにも、似たような部分がある。いきなり奇声は上げないけれど、集団では変わり者と言われている。大人

          わたし=趣味、特技、職業:文章を書くこと。これって天職?

          「女性の幸せは結婚をして子供を産むことだ」小さい頃から、こういった価値観を自然に埋め込まれているのかもしれない。でも、わたしは結婚も恋愛もしたくない。それどころか出世にも興味がない。わたしの特徴を分かりやすく書けば、以下のようになる。 趣味:文章を書くこと 特技:文章を書くこと 職業:文章を書くこと こんなわたしを見て、両親は諦めたようなため息をついた横顔を覗かせる。興味があるのは文章を書くことだけ。 天職ってなんだろう?今は美容や脱毛、着物など女性向けのコラムやSEO

          もう、誰かの気持ちに寄り添う文章は書けないと思います

          『不登校だった私の話』で、書くのを辞めればよかったと思うことがあります。いろんな人からコメントが届いて、スキが多くもらえて、何より「こんな私にも役立てることがある」ということが嬉しかったです。 残念ながら、いまは何を書いていいのか分かりません。ライターのお仕事を始めてから、自分の文章をこれはダメ、これは良いとジャッジするようになって。自分の中で合格点を出せるようなエッセイが書けなくなりました。 「私がnoteを書き始めたのは、なんだったっけ」とふと考えました。今日は原点に

          承認欲求が死んだ

          書くことがなければ、承認欲求もない。白に近いグレーの虚無な感情が、そこらへんに浮かんでいる。見知らぬ人がブラックを足せば、すぐに消えちゃいそうな淡い色。 「生きている意味ってあるんだろうか」みたいなフワフワしたnote、何で読まれていたのだろう。ずっとブログは書いていた。飽きずに13歳から。下手かもしれないけれど、つづけられたのは文章を書くことだけ。好きなんだと思う。 おかげでタイピングも速くなった。noteはスマホで、眠れない夜の暇つぶしに書いている。まっ暗な部屋で、画

          フリーランスライターは、自由が最大のメリットでデメリット

          フリーランスライターを始めたのは、2019年の9月です。朝に起きられず、何もないのに涙が止まらない状態が続いたから。 高校生のときは不登校だったので、出席日数が足りなくて推薦は受けられませんでした。 一般入試で現役合格しました。学部は経済学部。現実問題を考え、お金の勉強をして損はないと思ったのです。 そんな風に苦労や悩みを経て入った大学ですが、忘れた頃にメンタル不調がやってきました。それが、大学1年生の夏休み明けでした。 高校2年生でも、精神疾患が原因で学校に行けなくな

          わたし、空気清浄機

          空気の調和が得意。父親の機嫌が悪いか、察知する生活が当たり前だった。家族全員の機嫌が良くなって、ようやく普通の生活が手に入った。 両親が怒ると物を投げてくる。 クッション、リモコン、雑誌など、色んなものが飛んできた。やめてと泣き叫んでも止まらない。「お前が悪い」「嫌なら反撃してみろよ」と、親は繰り返し言っていた。別にわたしは何もしていない。両親の仕事や人間関係で問題が起こって、同じ空間にいるとサンドバックにされるだけ。 * 外食には良い思い出がない。 父が店員さんにクレ

          コミュ障のわたしが、お気に入りの美容室を見つけた

          ずっと、美容室が嫌いだった。何度も聞かれる会話、初対面なのに土足でこころに踏み込んでくるあの感じが苦手。だって、いつも不毛な会話になるから。美容室で髪形のオーダーが終わって、切り始めてくれると大体こう聞かれる。 美容師さん「このあとに何かお出かけがありますか?」 わたし「……ないです」 ~~~~~~~会話終了~~~~~~~ そして、しばらくしてから 美容師さん「お仕事はなにをされてるんですか?」 わたし「フリーランスのライターと占い師です」 美容師さん「えぇ! その年