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原田マハ『たゆたえども沈まず』を読んで

有名になった一冊なので知っている方も多いと思いますが、ゴッホとその弟のテオ、日本人画商の二人の四人の関係の物語です。

ゴッホとテオも画商をしており、二人の絆はとても深いものがありました。

ゴッホは神経質というか、少し風変わりなところがあって、絵こそすべて、という所があるように思います。

オランダ、アルル、そして日本の浮世絵への憧憬。

国境を超えてなお、ことばではないコミュニケーションで相手を解するのが絵だと思っています。

ある意味、絵もコミュニケーションの一つだと思うんですね。

そういったことで、ゴッホの狂気と才能のはざまを覗き見た気持ちがしました。

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