【詩人の休日エッセイ】声にささえられてー文学フリマロスを超えてからー
こんにちは。長尾です。
ここのところ、うれしいことに仕事でも活動でもプライベートでも
ありがたいことに慌ただしくしていて
なかなか家にいられない日が続きました。
家のことはIT系の在宅仕事とオンラインの文芸の活動をしている夫に任せられていたけれど
どうしようもなく文学フリマが終わってからさみしくなってしまう日々が続きました。
ライブの日々
咲耶ワンマンホールライブ at ポプリホール鶴川
咲耶ちゃんとは幼い時からの友人だったのだけど、同じフリーランスアーティストとしてわたしは尊敬していました。
彼女にファンクラブがあることも知らなかったし、地道に活動を続けていて本当にうれしかった。
パワフルで明るくてビタミンたっぷりで正直者の彼女の魅力が、多分に現れていたステージでした。
ライブ直前にラインが来て、チケットを送ってもらいました。煮詰まっていたのだけれど本当によかった。
hapiワンマンライブ at 三叉灯
文学フリマが終わったら冬服を買いたい。
そう思っていました。シンガーのhapiさんとは本当に不思議な縁で、七月堂さんとも共通の知人もいて、季節の変わり目でもうだめかもと思っていた身体がみるみる元気になりました。hapiさんとhapiさんの友人のブランドtoo toieb caa(ツーと言えばカーですみんな覚えてください)の洋服もよかったし、hapiさんの声を、歌をまた聞けてよかったです。ライブ会場に一緒にいたのは拙著フレアを気に入ってくださったChicoryさんなど、うれしい再会でいっぱいの夜でした。
長月さんとの観光
長月さんとももう長いことのご縁です。
女友達だけどずーっと続いているご縁ってそうそうなくて、長月さんみたいに離してはいけない友人が一人ずっといれば幸せだと思う。
花やしきも足湯カフェもソラマチも、遊園地のような彼女とぴったりとマッチしていました。彼女が選ぶコースは「さなぴを疲れさせない」ためにあるようで(苦笑)それもうれしかったのだけど、そんな友人がいればいいなと思う冬の夜でした。クリスマスも近いね。
ヒスイドロップ朗読会
朗読サークルの先輩でもありよき相談相手でもある女性三人のユニットのヒスイドロップ。三人が三人とも持ち味を持っていて、今回は久しぶりに開催された朗読会。いつかちゃんとご挨拶をしたいと思っていた朗読家・ナレーターなど多彩な活動をされている田中一永さんにもご挨拶をできてうれしかったです。
ヒスイさんたちは同じ先生に朗読を教わっていたからか、作品の「読み」をダイレクトに「声」で表現していました。この日は雪のような雨が降っていて、わたしも疲れていたんだと思います、ちょっとしたことで心が折れそうになっていたのですが、Yoko先輩のラストの竹下文子「野のピアノ」朗読の時、泣けなかったわたしは壁を乗り越えられたんだと思いました。
日常に戻っていくのは怖くない
日常って、案外いいものだとわたしは思っています。
静かで、一人でいることに抵抗がなければ、どんなことが起こっても大丈夫。
今まではただパソコンやメモに向かってほとばしる気持ちをメモして、
それが作品となって世に「かたちあるもの」として出るのが
本当にうれしかった。直接感想を聴けたことも。
でも、つまらなくて代わり映えのしない日々はいつかやってくる。
それでもその時期をいかに楽しめるかが、孤独を抜け出す第一歩だと思っています。
オタ活も推し活も楽しそうだけど、わたしはハーブティーとヨガが好き。
それでいいのかもしれません。
わくわくしたり刺激があったりするのは楽しい。
若いうちはそれでいいけれど、だんだん年齢を重ねていくにつれて
わびさびのしっとりとした時間もよいもののように感じてきます。
今日、ここまで読んでくださったみなさまがよい夢を見られますように。
明日の朝がよいものでありますように。
長尾早苗でした。
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