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【詩人の創作日記メモ】ことば未満のものをことばにする2024.1.22~2024.1.24

こんにちは。長尾早苗です。

ちょっと今週はありがたいことに仕事が立て込んでいたのですが、少し体調不良の日々でした。創作日記・メモのようなものを書いていきます。


1月21日(日)

雨。家から出た方がよかった。寒さと気圧差でめまい。
ある詩誌に原稿を送る。一つ他詩誌でリモートの合評会の提出が始まる。そちらにも詩を提出。
恵方巻の予約をする。ことば未満のものがふわふわと漂っていて、それをきちんとことばにするのが詩人の仕事だと思っている。ことば未満のものをことばにできず、終始もどかしい思いをした。メールやラインはことば未満のものでやり取りはできる。でも今まで、そのことば未満のものたちを感覚でつかみ取ってことばにしていたし、その練習は怠らなかった。何かを公にするときはよくよく考えなくちゃと思う。ずっと考えている。

1月22日(月)

一週間に一回はA4コピー用紙の裏紙に思っていることを書き出してすっきりさせようとする傾向がある。くよくよしたって悩みは期限付きだからあまり考えないことにする。作業場所まで往復2時間歩いてA6のメモ帳にもいろいろと書く。生活にメリハリをつけないとなと思う。通勤時、父の仕事の基本のABC(AあたりまえのことをB馬鹿みたいにCちゃんとやる)を思い出していた。
原稿の向こう側には読者がいる。独りよがりの文章にならないように気を付けようと思う。
ある詩誌で企画が盛り上がり始めている。告知が楽しみ。

1月23日(火)

日曜、そしてその2週間ほど前から月経困難症やそれに付随する症状に悩まされている。毎回違うのだが、今回は体力が内側からそがれ、午後になると何もできない。家族はとても理解があるが、女性同士でも程度の差があり、わかりあえないこともある。その差異の疑問や症状が出ているあいだの行動、発言に対する疑問にはうまく答えられず頭を抱える。一週間後の課題にする。休みたいと思うことはあるけれど、日常の些事や仕事はやらなくてはならないことだ。どうしても消極的な思考に走ってしまうため、スーパーをまわる。スーパーで買ったものはほとんどが彩り豊かで、そういう彩すらも美しく思う。A6のメモ帳に助けられている。そういった心の余裕を持ち続けていたい。
10月から心配していたことが一つ減る。時というものは薬になるのだと思う。

1月24日(水)

急ぎの仕事がなかったので、緑豊かな公園に歩いて行った。
作業場所の近くにこういう場所があるとうれしい。オフィスのオープン前に少しそこのベンチにいる。何年もしていなかったメール職人の活動をする。いろいろな人になりきって、名前を変えたり性別も変えたりして悩みを書くのは楽しい。
小説家は他人になりきれるからこういう気持ちで書いているのかなとも思う。わたし自身も自分のことだけじゃなく、他人になりきって書くのもすっきりするのかもしれない。
夕方から夜にかけて、資料作り。体調がよくなってきたのでこの日記もいったん閉じる。
女性のからだもこころも難しいし、仕事もことばも難しいのだと思う。

それでも明日を生きていく。


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