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『光源体としての西脇順三郎』を読んで

最近、詩集や批評集を書籍、あるいは電子書籍で読む機会が多かったのですが、私にとって知識はいい意味で刺激的。

今回、西脇順三郎に対する様々な学者の方や詩人の方の論考を読んで、私の批評や詩作にも役立てたいと考えて読みました。

ディオニュソスとスサノヲを西脇順三郎と折口信夫になぞらえた論考が一番しっくりきたし、刺激的でした。

ディオニュソスは酒と酩酊と知識の神。そして、スサノヲは破壊とうたの神。

確かに、と言える部分がたくさんあって、そして実際に二人が西脇順三郎はディオニュソスに、折口信夫はスサノヲに、各々自身を当てはめていたという所が面白かったです。(なかなかない考え方!)

他の論文も刺激的で、これからもがんばろう、となぜか拳を握ってしまいました。私もよい詩人として、よい詩の批評家として、たくさんの書物を読んだり、経験を積んでいこうと思います。

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