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奇譚 映り

Kさんはある時期から写真や映像に映ることを嫌がり、自身が写った映像、写真は絶対に見ないようにしている。

「写真や映像に映った自分を見ていて、何だか違和感を覚えるようになったんです。最初はその違和感に全く気付きませんでしたが、時が立つにつれてハッキリと分かるようになりました。」

写真や映像に残るKさんは少しづつ首が伸び、顔がグシャグシャになっており、最後に映った自身をみた時には首から上がもう人なのかもわからない状態だったという。

「特に首や顔への怪我だとか病気もなく何も害は無いのですがやっぱり何だか気持ちが悪くて…」

Kさんはそれから自身が映る写真や映像等を見ていないとのことだが、
最近、鏡や窓に映る自分に少しづつ違和感を感じるようになってきているという。



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