【学習の羅針盤】USCPAビジョンの作り方～所信表明～

どうも、ねこかぶ（@nekokabuchanx）です。

今回は、学習の羅針盤～所信表明～と題して、USCPAビジョンの作り方を解説します。

1.はじめに

USCPAビジョンとは

USCPAビジョンとは、USCPAへ挑戦する理由や合格後のプラン、学習ルールなどを言語化したもの。

面接でいえば志望動機、会社でいえば事業計画書のようなものです。

USCPA合格を目指す目的は、何となく頭の中にあると思いますが、しっかりと言語化することで、USCPA受験における原動力になりますし、信念や初心のような迷ったときに立ち返るべき羅針盤になります。

USCPA受験途中で挫折して諦めてしまう受験生によく見られる傾向として、USCPAを目指す目的が曖昧になっていたり、日々初心を思い返す習慣がないことが非常に多いです。

USCPAメンタープログラムで一番最初に行う作業は、USCPAビジョンを作ることです。自分ひとりではどのように作ればよいかわからないという声に応えて、今回は実例も交えて紹介します。

筆者情報

<筆者情報/本記事の信頼性>
・7か月・750時間でUSCPAに一発合格。
・独自に編み出した学習戦略やオリジナルまとめノートは他の受験生からも好評で、オリジナル教材はUSCPA受験生の10人に1人が愛用（筆者独自調査）。
・再現性のある戦略やノウハウ、学習管理手法を体系化し、日本初となるUSCPA受験メンターとしてUSCPAメンタープログラムを開講中。

2.USCPAビジョンの作り方

4つの項目

次の4つの項目について言語化します。具体的な内容で簡潔に表現できるとよいでしょう。

◆USCPA取得目的
今の状態（現状）に不満・不安を感じている。理想の姿はこういう状態。USCPA取得によってそのギャップを埋めたい。
◆合格後のプラン
USCPA合格後に具体的にどういう行動に移すのか。USCPA合格という実績・強みをどう活かすのか。
◆投資対効果
・投下資本（予備校代・受験代などの実費）はいくらか。投下労力（自分の時給ｘ想定学習時間）はいくらか。
・それに対して、いくらのリターン（年収アップ・副業や独立による収入）を得るのか？
・そうすると、投資は何年で回収できるのか？
◆学習ルール
日々の学習におけるルールを具体的に設定します。ルールを守れなかったらどうするかという自律条件（罰則）も合わせて設定すると良いでしょう。

注意点

次のような点を意識してUSCPAビジョンを作成してください。

◆目的や合格後プランは具体的に書く
抽象的にならないようにします。人生変えるために頑張る！みたいな目的はその典型なので気を付けましょう。
◆言語化することで、自分の考えの本質に近づくことができる
言語化するということは、思考が整理されなければできません。言語化プロセスそのものが、思考をクリアにし、自分が大切にすべき本質や信念を見やすくします。
◆合格はゴールではなく手段である
USCPA合格は手段です。合格がゴールになっている人を見かけますが、それでは受験に向けたエネルギー量が枯渇します。合格後にどういう姿になりたいのかを描きましょう。
◆何年で投資回収できるのか
USCPA受験にいくら投資するのかを数字で表します。受験代に加えて、勉強時間を時給換算した投下時間もお金に換算します。勉強する代わりに働いていたら稼げたであろう機会損失を意味します。受験代よりもこの機会損失の方がはるかに大きいことを知らない人があまりにも多いです。そしてUSCPA合格によって金銭的にいくら増えるのか（収入アップなど）を計算します。何年で投資（機会損失含む）を回収できるのかを認識しましょう。
◆学習ルールを味方につけるべし
学習ルールを設定せずに勉強する人があまりにも多いです。USCPA受験は長期戦です。気合いや勢いだけでは長続きしません。習慣と学習ルールという仕組みによって学習をサポートします。学習ルールはシンプルだが強力なものがよいでしょう。それを机の前に貼って、毎日愚直に守ります。

最強☆習慣化マニュアル【習慣は第二の天性】 - ねこかぶ（USCPAx総合商社）

USCPAビジョンの例（特別公開）

わたくし筆者が学習開始するにあたって作ったUSCPAビジョンを今回特別にご紹介します。

SMARTゴールになぞらえて、具体的であり、達成（測定）可能な内容になっています。

シンプルで分かりやすい表現を意識することで、言語化する際に自分の考えをより深く知ることができます。

〆