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食器&カトラリー収集初心者が考えた!ティータイムの食器&カトラリー「あったら便利だったもの」

今日書いたものは、お茶の時間に持っていなくても回るものに絞ったつもりで書いています。
アンティーク・現行品共に比較的手に入りやすそうなものを活用するという前提で書いているので、正式な作法ではないこと、そしてあくまでも私個人の体験であることをご了承の上お読み頂ければ幸いです。

1・大皿

現在我が家で使っている大皿は、B&Bプレートと言ってパンなどの盛り皿として使っていたもので、持ちやすいようにハンドル(耳)が付いているものなのですが、こういうモノが一枚あると、私のようなズボラさんでも朝にどかどかとパンを盛り付けるだけで何となくお洒落に纏まりますし、ポテトチップ&チョコレートなど日常用のお菓子を乗せたとしてもそれなりに見えます。大勢でつまみたい時に便利です。盛り付けが上手くできなくても、お皿が素敵であればカバーしてくれるはず(多分)。
アフタヌーンティーでスコーンを盛り付けるのも、うちではこのお皿を使っています。
いずれ、スリーティアーズやオーバルのメイン用のお皿が欲しいなと思っています。白い食器の中にワンポイント的に使ったらいいかな、等々夢は膨らむばかりです(予算も膨らみますがね!!夢と予算は正比例)。
この写真はロイヤル・ドルトンというメーカーのもので、既に廃盤となってしまいましたが、B&Bプレート自体は探せばまだいくらでもあるアイテムだと思います。

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2・サンドイッチプレート

まだ使い方が調べられていないのですが、その名の通り本来はサンドイッチを乗せるための細長いスクエア型のお皿。しかし、可哀想なことに我が家では殆どサンドイッチを乗せてもらっていません。BBプレートに乗せるとスカスカになってしまうような時、こちらを盛り皿として使うことが良くあります。
後、カルパッチョやブルスケッタなどのおつまみ系を乗せるのにも丁度よかったりします。写真の私物であるミントンのサンドイッチプレートは28cm×14 cmですが、大きさも色々あるようです。
こちらはおそらく小さいサイズで、うちにはありませんが、私が見た限りではもう一サイズ大きい物も存在します。小さいサイズだと、盛り皿として使えるのはせいぜい二人分と言ったところでしょうか。
サンドイッチプレートではなくても、細長い角皿を一枚持っていると便利です。
和皿の角皿なんていうのも和モダンっぽくて素敵だなぁと思います。

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3・クッキートング・サンドイッチトングなどのトング系

用途別に色々名前があるようですが、とりあえず一本持っておくと何でも使えます。
アンティークの場合、何故かトングは圧倒的にドイツ製が多いです。ちなみに、サーバーはフランス製もドイツ製も見かけますが、お茶の国であるイギリス物はサーバーもトングも数が少ない印象があります。作られてはいたものの生産数が少ないのか、まだ現役で使われていて市場に出てこないのかは不明です。
後、アンティークにしろ現行品にしろ、トングはどのぐらい開くかを確認しておかないと、購入したはいいけれど使えない、となる可能性があります(購入時に指摘されました)。
ちなみに、私の持っているのは、バターロールを掴むのでギリギリぐらい、スコーンはOK,大皿に乗せたクッキーやチョコも大丈夫、と言ったところです。
一度に複数買うという方は別として、少なくとも最初の一本は自分が一番使いそうな用途に合わせて買うのがベストだと思います。

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4・シュガートング(二本目)

実は、私はシュガートングを2本持っていますが、一本は角砂糖に、一本は小皿に盛り付けたチョコレートなどをつまむのに使っています。
砂糖必須派の方は二本目、ノンシュガー派の方は一本目を前提としてお読み下さい。
チョコレートを盛ったガラスの器、クッキートングでは大きすぎるし、手を直接突っ込むのもちょっとお行儀が悪いなぁ…と思って、ためしにシュガートングを使ってみたのですが、意外と使い勝手が良かったです(元の用途で使わないのも行儀が悪い、というツッコミは無しでお願い致します)。ただ、さすがにシュガー用とお菓子用を共用にするのも何だかなぁ、ということで二本目の購入に踏み切りました。
ちなみに、イギリス銀のシュガートングは角砂糖が登場した時期を境に大きさの平均が変わった気がします。角砂糖が無かった時の大きさは13cm以上、登場した後は10㎝前後になりますので、欲しい大きさの目安にして頂くと良いかと思います。私は11cm(1800年代末期)の物を持っていますが、チョコレートトリュフならつまめました。
おそらく、本来は小さなお菓子をサーブするカトラリーがあるのだと思いますが、レア度はシュガートングの方が低いと思います。まだ使ったことは無いですが、案外福神漬けをつまむのにも使えるのでは?と思ったり…。

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一番最初は本当に何も無かったので、カップとお皿とティースプーン、お茶は台所で人目に触れないようなところで入れて、お菓子は手で食べられるもの、という状態でした。
勿論、ルールは知っておいた方が無難だし、起源を知っていることで増える楽しみがあるのはわかります。知っていて崩しているのも素敵だと思います。でも、それに囚われるあまりにせっかくの人間関係がおかしくなるのは本末転倒と思います。
ルールやマナーを軽視して良いと言っているのではなく、思いやりや想像力も同じだけ大事だと思うのです。どの分野でも共通ですが、人それぞれの事情がある。

新約聖書の中に「マルタとマリア」という話があります。姉のマルタは、イエス・キリストをもてなすために一生懸命働いておりましたが、妹のマリアはじっとキリストの足元に座って話に耳を傾けていました。マルタは「妹にも手伝うように言ってください」とキリストに訴えますが、キリストは「あまり多くの事を思い煩ってはいけない。必要なことは一つだけだ。マリアは良い方を選んだのだから、取り上げてはいけない」とマルタの主張を退けたのです。

昔はこの話の意味が良くわかりませんでしたが、この話を書いていてふと思い出したのです。
キリストが言いたかったのは「心から相手を歓待しているという事を表すためには、形を整えるという事『だけ』に囚われてはいけない」という事ではないだろうか、と。


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