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『チンギスハーン【2】~咆哮の巻~』の感想

『チンギスハーン【2】~咆哮の巻~』/横山 光輝
 
この漫画本を読むと、国家や政府の成り立ちがとてもよく分かる。
 
人が集まると、なぜ国家という単位や政府という政治機能が発生するのか?
何となく疑問だったんだけれども。(ーωー 答えは、
 
必要とされるから。
 
という、とても単純なものだった。(その内容は複雑極まりないんだけれども)
 
ちなみに、リーマンさんによれば、テムジン(チンギスハーン)は国常立大神の生まれ変わり(分霊?)なんだそうで、国常立大神は破壊の神、シヴァ
神でもあるそうです。(確かそういってた気がする)
 
テムジンの生き方を漫画で観ながら、『場を治めるとはどういうことなのか』ということや、『(生まれ変わりとはいえ、)神さんだったらどう判断
するのか』ということを、興味深く観察しています。
 
かつてのモンゴルの地においては、『虐殺=悪』ではなかったように、現代のガザ、イスラエル間においても、『虐殺は悪ではない』…というような文脈が成立してたりするんでしょうか?(ーωー ???
 
虎には虎の生き方があり、鹿には鹿の、牛には牛の生き方があるように、
それぞれの場におけるやり方、存在の仕方、作法のようなものがあるんで
しょうか。
 
この漫画本を読んでて、そんなことを思った。
 
私達はようやく、「虐殺は悪だからヤメロ!!」といえるところまできたの
かな?、と。
 
納得のいく生き死にのカタチって何でしょうね?(ーωー ???

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