アキのエッセイNo.182ー当事者経験への執着を手放す(支援者を目指して)
こんにちは
アキです。
私は
精神保健福祉士を目指して
通信を受講し
来年
国家試験を受ける予定です。
そして
精神疾患
発達障害
当事者でもあります。
大学時代は
作業療法士を目指して
いったんは作業療法士として就職しましたが
このときは
常識やルール、場の空気が読めない、理解できないなどの
発達特性もあり
これは
障害者として生きるしかないと考え
就労移行支援を利用し
そこの紹介で
障害者雇用で清掃員になり
かれこれ6年ほど勤めています。
障害者として生きると決めて
「適応と改善」を手放し
自分をありのまま受け入れると決めてから
人生ががらりと変わりました。
環境や仕事への適応が
自分に対する自己否定になっていたので
それがなくなったとたん
自分を初めて
受け入れることが出来たんですよね。
それからは
「自分の経験を活かし
再び
障害者やその家族等
周囲も含めて
支援がしたい」と考えるようになって
現在
精神保健福祉士を目指していて
9月から
転職活動を開始している訳ですが
2社
落ちてしまいまして。
正確には
1社目は
1次面接不合格で
2社目は
応募したら
選考前に
「経験者じゃないと受け入れられない」という理由で
断られてしまい(求人サイトには資格取得見込みも可とあったのですが)
ちょっと
ショックを受けています。
下手な鉄砲
数打ちゃ当たるではなく
自己分析しようと思いまして
そこで
ふと気付いたんですよね。
「当事者経験を活かす」ことに
執着している自分に。
当事者経験を活かすことは
悪いことではないとは思います。
ただ
「私は障害者です」と
自己開示して
コメディカルを志望するにも
採用側は
どう思うかなんですよね。
私の経験や視点を
面白いと感じてくれる方も
中にはいるのでしょうが
多くは
「配慮しなければならない
または
そのリスクを抱えた人材を入れるのはちょっと」と
躊躇するのではないでしょうか?
当事者経験を
売りにして挑むにしても
まず
そのニーズが世間にあるのか?
または
そのニーズを
生み出すことが出来るのか?
いずれにしても
挑戦になりますよね。
で
私は
挑戦好きなので
とことん
当事者視点を持った支援者として挑むことに
ノリノリでした。
いやぁ
挑戦することに
酔っていましたね(笑)。
しかし
今すべきは
挑むことなのか?
と
疑問に思ったのです。
私のやりたいことを
やるにしても
まずは
支援者として
経験を積み
地に足をつけなければなりません。
そうしなければ
周りからの信頼、信用を得られないでしょう。
それを得てから
「私は当事者です」とオープンにし
当事者であり支援者であるというスタンスで
挑んだ方が
おそらく
周りからの理解と信頼を得られると思います。
転職サイトも活用し
そこに大々的に
「私は当事者です」と書きましたが
おそらく
開示し過ぎて
裏目に出たような感じがします。
そもそも
障害者雇用で雇われている身ではありますが
自分が
障害者であることを忘れるくらい
職場でもプライベートでも
「自分として」受け入れられているんですよね。
障害者として
ではないのです。
誰も
そんな枠組みに私を当てはめていないし
する必要もないから
障害を気にすることなく
生きていられるのです。
それなのに
「自分の当事者経験を活かす」ことにこだわり
障害者として生きることを
また
自分に強いようとしていたと気付いて
自分に「待った」をかけたいと思いました。
当事者としての経験や視点は
活かしてもいい。
でも
それで今すぐ挑むのではなく
まずは
地に足をつけるために
転職する方が先であり
無理して
障害をオープンにする必要はないと
考え直しました。
今のところ
休憩を分散して取らせていただいている以外
合理的配慮はいただいてないのですが
むしろ
新人指導をしたり
物品管理や発注
シフト調整
委員会出席など
清掃部門を
とりまとめる役をやっているくらいなので
開示するとしても
初めから
ではなく
必要なときに
徐々にで良いと思いました。
まずは
自分の良いところを
存分にアピールしようと思います。
障害者としての
私ではなく
私
個人としての
良さを
存分に出していこうと思います。
障害ありきの私ではなく
私として
アピールしたいです。
さて!
転職活動
頑張るぞ!!
最後までお読み下さり
ありがとうございます!
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