見出し画像

アキのエッセイNo.110ー精神障害者への支援について、動画視聴して学習してみた!


1.精神障害の支援に向けた想い。そして自主学習


こんにちは、アキです。

精神保健福祉士を目指して

受講は4月からですが

気の早い私は

着々と自主学習をしています。


勉強をしていく中で

作業療法士の知識も支援に活かしていきたい

・当事者だけでなく家族を含めた支援をやっていきたい!

・疾患名がなく、診断はなくても、疑いがある方や心に問題を抱える人々みんなを含めた「ノーマライゼーション的支援」が出来たら良いな!

引きこもり支援にも興味がある

など

色々思いを膨らませてきましたが


最近

セミナーやワークショップをやってみたい!

という思いがわき上がり

特に

司会者、進行役、参加者がみんなで答えを導き出していき

積極的ディスカッションによる情報交換や情報共有が出来る

「ワークショップ」をやっていきたい!

という気持ちが強くわき上がりました。


そこで

精神障害や発達障害系の

ワークショップは

どういうものがあるのか?

気になって

ネット検索してみたものの


ない・・・。


ほとんど

ヒットしない・・・。


ワークショップ事態が

それほどないという現実。


我が国の精神、発達障害の支援が

充実していない背景の1つでも

あるような気がします。


動画ではどうか?

「精神障害 支援」で検索すると


まぁまぁある。


そこそこ参考になりそうな動画が

ちらほらある。


取りあえず

視聴しよう!


ということで

「精神障害 支援」で検索をかけて

学べたことをまとめていきたいと思います。



2.地域生活を送る精神障害者について


「地域生活を送る精神障害者を知ろう」という

厚生労働省が編集した動画がありまして

4人の当事者さんへのインタビューがまとめられていたので

動画内容の要約と学べたことを以下に書き記します。


1人目:A氏

・統合失調症による長期入院

→長期入院の原因は

「退院できる状態なのに地域生活を送るための環境が整っていない」という

社会的入院によるもの

将来の夢である「漫画家」を目指し

グループホームで生活しながら週1回就労継続支援B型施設で

イラスト作成をする

●学べたこと

・PSWとして社会資源を深く知り、対象者に提供出来るようにすべき!
・生きがい、目標があると生活に張り合いが持てる!
・就労継続支援の利用によって集団生活を送ることで生活リズムや気持ちが安定する(これはメリット!)



2人目:B氏

統合失調症で、現在ピアサポーターをしている

・仕事に対し真面目な性格

・発症以後、入退院を繰り返す

・当初は怠薬や自傷行為を繰り返し、障害受容が出来ずにいた

・人生の転機

他の患者さんと話すようになってから

「話を聞いてもらえることに安心」し

次第に受容が出来るようになる

→自分が受けた喜び(話を聞いてもらえた喜び)を誰かにもしてあげたい!

→ピアサポーターを目指す

●学べたこと

・PSWとして、当事者さんが「安心出来ること」、「求めていること」を探す
・話を傾聴し、安心感を持ってもらえるよう、受容を促していく(病に向き合い、上手く付き合っていけるように促していく。また、その方法を一緒に探していく)。それが大事。


3人目:C氏

知的障害と統合失調症

入院30年を経験している

→今は退院し、グループホームにて生活訓練事業所にて社会復帰を目指して訓練しながら生活

・楽しみ→生活訓練終わりのカフェでのコーヒー

入院中の彼→常にイライラし、怒っていた

退院支援

地域移行支援のピアサポーターさんが

強制でなく「自然」な形で関わってくれたから

心を開くことが出来た!

→現在の彼は、「話を聞いてくれる人がいるから充実している」と

今の生活に満足している様子

●学べたこと

・強制ではなく「自然な形で寄り添う」姿勢が大事!
・支援を押しつけるのではなく、まずは「話を良く聞いて気持ちにより添い、一緒に考える」姿勢が大事!



4人目:D氏

統合失調症入退院を繰り返し最長14年入院
 →4年前に退院し、現在1人暮らし。B型作業所で訓練しながら生活
 →入院中に知り合った恋人就労継続支援B型作業所で訓練(農業)を行う
・発症原因→海外から帰宅後、昼夜逆転し、発症
・主治医が変わったことで、生活訓練をトントン拍子で進めることで退院できた
・恋人が生活の支え
・作業所を通しての就労支援
社会に貢献したい!あてにされるのが嬉しい!
→役割を与えられることで生きがいを持てる!(入院中では出来なかったこと)

●学べたこと

・当事者さんを支えてくれる存在は必須!
・生きがいや役割によって、生きるモチベーションが持てる!


ここまで学習してみて

気が付いたのですが


4人の方々は全て

「入退院の繰り返し」「長期入院」を経験しているのですよね。


私が作業療法士を目指して大学で勉強し

実習を受けた先でも

そういう方々を多く目にしました。


なぜ、このようなパターンが多く見られるのでしょうか?


長期入院の原因としては

社会的入院を引き起こす原因となる

地域生活への受け入れ先がない

支えてくれるサービスや人的環境がないという現状があるでしょう。


それ以外の背景については

実際に支援してみないと分からないので

入退院の繰り返しと長期入院の原因と対処については

研究テーマにしていきたいと思います。


いずれにせよ

地域生活を支えるためにも

・社会資源を深く知り、当時者さんに提供していくことや

・生きがいや役割をみつけていくこと

・傾聴し、寄り添いながら一緒に考えていく姿勢を貫くこと

などを

大事にしていきたいと思います。



3.精神障害者への就労の実態


「精神障害者への就労の実態」という動画の

要約と学べたことを記載します。


・薬の影響で仕事に支障

→同僚達からの冷たい視線、周囲の不理解

→そもそもクローズ(障害について職場に告知せず就労)だった

退職

就労支援コーディネーターと連携し

オープン(就労先に障害を告知)にて職場の理解を得ながら就労!

障害者雇用にて現在も継続

就労後のフォローも必要

→企業側も助かる

→勤務時間や業務内容の調整をコーディナーターと上司が行う

→無理なく継続して仕事が可能


●精神障害者の就労の問題点

→社会的な偏見と周囲の不理解
→当人の自信のなさ
→支援のネットワークが不十分 

 
・地域支援

→周りを巻き込んで当人をサポートする!

→他職種連携が重要!


という感じで

学ぶことが出来ました。


周囲の不理解や偏見については

周囲や当事者任せにして解決させるのではなく

きちんと支援者が間に入って

知識の普及と理解を促す必要がありますよね。


クローズにしなくても

オープンで安心して働けるように

サポートしていくのがベストですね。


支援のネットワークに関しても

他職種が上手く連携して

当事者を支えられるように


また

当事者だけでなく

家族や職場の皆様など

周囲環境の人々の声も聞き

サポートへの負荷、ストレス、悩みや、当人との関係性の偏りなどを

アセスメントして

当事者ならび周囲の人々を包括的に

上手くサポートしていくことが

理想ですね。


いや

その理想は実現しないといけないと思います。


理想は実現するためにあると

私は思います。


今日はこれにて!

最後までお読み下さり

ありがとうございます(^^)/










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?