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林檎にやっと色を。

長いこと手をつけられずにいた絵があります。

それは最近までずっと
「下書き」のままでした。

下書きのままになっていたその絵は
小牧さんの作品を読んだ直後にふっと浮かんだイメージを
描いたものでした。

なぜすぐに色を塗らなかったのか?
塗らなかったというよりも、塗れなかったんです。
ただし自分でもよくわかりません。
でもなぜか、この絵に色を塗って投稿する勇気が出なくて
そのままずっと眠ったままでした。

絵を描くため画面を開くと
度々その下書きと目が合います。
「色塗ってないぞ~」
毎回こんな風に言われているような気がしていました。

そりゃそうですよね。
こちらの小説の投稿時期は
七月だったんですから。

「やっぱり色のある姿が見たい」

最近になってやはりそう思いまして
やっと色を塗ったというわけです。

そんなねじりを文句も言わずにこの子は
ずっと待っていてくれました。
色も塗られずにただの下書きのままで。
ごめんね。そして、ありがとう。

そんなこんなでやっと色を塗ったその絵とは
小牧さんの一体どの作品だったのか?

それがこちら。

林檎〜!!
そうです。魔女の林檎。
この物語では「林檎」が大切な役目を果たしています。

で、その時に読んですぐに描いたという下書きがこちら。

画像1

ここまで描いて、そこからずっと止まったままでした…

その後とうとう色を塗り
完成した林檎ちゃん。

画像2

はい、どーんと林檎がメインなのは変わらず。
なんせ大切なキーワードですからね。
この林檎…これは魔女のおばあちゃんが懸命に育てた林檎です。
そしてその林檎の中に二人の人物がいます。

右は、林檎を売り歩いている魔女の女の子。
左は、林檎を買った青年。

右の魔女の女の子は、最初に描いた下書きから修正しました。
これは色を塗っている時に思ったのですが
この下書きの女の子では、小説の内容と絵との繋がりに
なにか少し違和感を感じるなと思いました。
なのでそこは修正し、向きを変えることにしました。

また、林檎の色ですが
魔女の女の子はの方は、林檎は真っ赤な色をしています。
青年の方は、赤ではなく少し暗く悲しい色をしています。

青年は、魔女の女の子が売っている林檎のことを
勘違いしていました。
その勘違いについて涙を流しながら謝る青年の発言は
「人生に絶望するような、何かとても辛いことがあったのではないか…」
そんな考えをこちらに思わせるような言葉でした。

そこから彼の部分については、いわゆる「毒林檎」をイメージして
少し暗い色にすることにしました。
青年が纏うその暗闇を
魔女の女の子が売るこの林檎の赤が、少しずつ吸収していく…

そんなイメージで表現してみました。
(解毒作用みたいな感じでしょうか…)
またその部分をより強調したかったので
「林檎の涙」は、青年側からだけ流しています。

この林檎を食べることで最後には青年が
暗く悲しい色から真っ赤な明るい色へと
変化を遂げられたらいいなぁと思いました。


魔女の女の子は青年を最後まで見つめます。
林檎を買ってくれた青年に
おばあちゃんの大切な言葉を添えて…



*****


最後まで見ていただきありがとうございました!

今回も絵の説明をちょっと書いてみました。
作品のイメージを一人で勝手に想像して描くので
どうしても色々とわかりにくい部分もあったかと思います。
ですので最後まで説明を読んで下さった皆さま
本当にありがとうございます。

そして小牧さん。
この度も小説に関する絵を描かせていただき
本当にありがとうございました!
すぐにお返事を下さり許可していただけて
とても嬉しかったです。

お忙しい中、日々素晴らしい作品を投稿されている小牧さん。
これは簡単にできることではありません。
それでもこうして私たちに
とっておきの物語をいつもプレゼントして下さいます。
ねじりはこのことに深く感謝し
これからも小牧さんを応援し続けたいと思います。

本当にありがとうございました🐨!



ではまた。





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