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台湾で、ドーナツを食べる


昨年末、台湾へ行った。
今回は3度目の台北。意気揚々と台北に降り立ってから半日後、なんと熱を出してしまった。ふらふらになりながら現地で薬を調達。図らずも、海外でも日本と同じように旅をしたいという目標を早々に達成してしまう。次に行くときは、夜市をリベンジするぞ。

さて、タイトルの話。台北でデザートを食べるなら、何を思い浮かべるだろうか。豆花でもなく、台湾カステラでもなく、マンゴーかき氷の気分でもない。そんなときには、個人的にドーナツをおすすめしたい。

もちろん、豆花も食べました。


わたしは、何もトッピングされていない、素材そのものの味を楽しめるような、プレーンの揚げドーナツが好きです。チョコでコーティングされたものも、焼きドーナツも食べるけれど、あれは別物のドーナツだと思っている。日本なら、京都の六曜社、大阪の平岡珈琲店。自分好みの味と出会いたくて、お店にドーナツがあれば、つい注文してしまう。

台北滞在中、台湾ドーナツたるものがあると聞いて、「脆皮鮮奶甜甜圈 台北店」へ。MRT「台北車站」駅で下車。ショッピングモールを横目に、商店街へ向かって歩く。

台湾の建築って良いですよね。


遠目で見てもお店の前に人だかりが。現地で人気のお店らしい。ちょうどお昼時、現地の人たちは仕事の合間なのかしらと会話に耳を傾けつつ、列に並んで約5分、真っ先にプレーンドーナツを注文。


ドーナツに砂糖をまぶしただけの、潔いほどシンプルな見た目。一口食べると、表面はカリカリ、味はそうだな、サーターアンダギーを彷彿させる。ぎっしりとした重みがあるけれど、味はあっさりしていて、砂糖の甘みがちょうど良い。そう、これはまさに素朴で、私の大好きな揚げドーナツ。なんだこれは!!と興奮した私、食べ終わる前に、もう一度お店に並んで追加で2個購入しました。この日は台北滞在最終日。日本へ帰る前に、とんでもない出会いをしてしまった…と心が満たされた気持ちでお店を後にする。

街歩きのお供にも、小腹が空く時間にもちょうど良い。次に台北を訪れたときにも必ず行きたいお店。まさか海外で、好みの揚げドーナツと出会えるなんて、予想外だったな。台湾の他の思い出は、また次回に。わたしの理想のドーナツ探しは続く…


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