街コンという名の回転寿司

彼氏と別れて爆病みしてた頃、

女友達と「もう街コンでもいこーぜ！」ってなって

ノリで予約してた日がついにやってきた。

初街コン、渾身のレポです。

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受付で名前と身分証見せたら、

係の人に「ハイあなたは4番です」と囚人かのように番号を与えられ一人一台タブレットを渡され、

説明もそこそこに別室に案内される。

部屋は、仕切り隔てて椅子ふたつ置かれた

まるで満喫みたいな小個室に別れてて、

○番はここに座ってくださーいっと、早急に友達2人とバラバラに離され戸惑う。えっえっ

（おもてたんとちゃーーーう！！）

全員ぞろっとテーブルに座るような、もっと合コンとかパーティっぽい感じを想像してた…

そうなん？！個人戦なんそうなん？！？

男女15番まで参加者がいて、

4番の私が案内された隣には

同じく4番の男性が既に座ってたのですが、

目も合わさんなんやこいつッ

会釈くらいせえ

さらっとした説明があって、

会話を開始してくださいのアナウンスからようやく

その人がこちらに向き直り「○番の○○です。」とこちらを見て話しはじめます。

しらこ〜い。この人ヤな感じ。

今やっと初めて顔みたやん。

タブレットには、

番号と苗字のほか、

職業や身長や趣味、自己PR文なんかが入力できて、

今隣にいる人のプロフィールをお互いに見ながら会話するシステムのよう。

3分ほどで回転寿司形式に男性の皆さんに移動の号令がかけられます。

初めはなんじゃこりゃはよ終われって感じでしたが、

3人目くらいからなんとなくわかってその3分がいかに短いかを実感してくる。

廻る寿司の如く男性と3分ほどの会話を繰り返すこと10何人。

4番の人が私の隣に戻ってきて、

係の人が、タブレット画面から一番良かった人をタップするよう指示します。

困ったなあ！だれが何番だかほとんど記憶にない。

（覚え書きする欄がありましたがうっかり変なあだ名とか付けてしまいそうなので活用しなかった）

…痔の話してきたトラックの兄ちゃんしか人と名前が一致してない。

数分前のうっすい記憶を洗いに洗って、

確か一番マシだったと思った公務員にハートマークを送ります。

めちゃめちゃ高度な認知症のテストさせられてるみたいだ。

全員がだれかしらにハートマークを送った次に、

自分にハートを送った人がタブレットに発表されます。

青いハートが4つ、私のタブレットに表示されていました。（しかしどれも誰か全然わからんすんません）

一番マシだと思った公務員からはハートは来てませんでした。

それぞれのハートの送り先が晒された後、

カップル成立の最終申し込みをしたい人の名前をタップする形になります。

ハートを送ってきた4人はおろか、

ほとんどの人の顔と名前が一致してないうえ

うやぁこの人やだなぁって思った人が多すぎたため、1人選ぶのはリスキーすぎる…

おっ？誰も選ばないという選択肢があるじゃないか

そうさせていただきました。安全第一！

ちなみに、最終私に申し込んだ人は2人いたみたいです。

今回は残念でした！みたいなメッセージがタブレットに表示されます。そうですね。

一緒に行った友達は、どの人か全く思い出せなかったので苗字の感じで適当に選び見事にマッチング成立しておられました。なんでやねん

途中からは自分をホステスだと信じ込んで各3分過ごしていたそうです。

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ちなみに、終了後に

「9番の○○様から私宛に連絡先が届いています。ぜひご連絡を！」と事務局から9番さんのアドレスが添付されたメールが私のiPhoneに届きました。

すごい。そんなこともできるんだ。遠慮しときます。

皆さんに幸あれ。お疲れ様でした。