ゲーム会社で外国人スタッフを採用したら色々面白かったけど半年で旅立って行った話

どうも野球スキなので、毎年シーズン始めは新外国人が面白くて仕方ないゲーム会社の人、ねじおです。

バースの再来の再来ボーア（阪神）とか
大物ジョーンズと謎の外人ロドリゲス（オリックス）とか
投げる方と捕る方のマルティネス（中日）とか。

ゲーム会社も海外の方が徐々に増えてきてまして、
新卒で入社された方もいれば、
中途やフリーランスとして入る方もいるので、
キャリアは色々。国も色々です。

今日はそんな海外のデザイナーさんを採用したら面白かったお話をしてみます。

※間違っても海外の方を批判したり、外国ヘイトしたい記事ではないです。ねじおが異文化交流したお話です（念のため）

●こんな人でした

▲あくまでイメージ

国籍：韓国
性別：20代女性
職種：デザイナー
特徴：髪の毛サラサラ

韓国の方で、日本で就職したいと就活をしている女性の3Dデザイナーさんでした。
韓国の会社で某日本メーカーから依頼を受けてゲーム用の3Dモデルを作っていたので、ゲーム業界での仕事経験もお持ちでした。

仕事をする中、次第に日本に行って仕事をしたいと考え、日本にいる友人を頼って来日。日本語学校に通いながら就活をしていたという感じです。

採用にあたり一番困ったのは、日本語力。

ぶっちゃけラミレス監督以上、ボビーオロゴン未満。

▲すいません、＞が逆です。あぁ…恥ずかしい（ノ▽`*）ｱﾁｬｰ

ねじお『私の日本語わかりますか？』
サラサラ女子『ワタシ、外人ジャネーシ』

くらいの会話力で不安しか無かったので、
最初の半年間は試用期間扱いにさせてくれと説明して採用しました。

※ちなみにボビーオロゴンさんはほんとは日本語ペラペラです。

●異文化交流

日本の保険と税金制度の説明が結構めんどくさい。
これは海外の方を受け入れる際は毎回ですが。

『ナンでワタシは貰えないのに年金ハラワナイトいけない？』
『ナンで住んでるマチにもタックス(税金)ハラワナイトいけない？』

うん。そうだね。
日本人でも思ってるよ(ﾆｯｺﾘ)

みたいな説明をしつつ仕事に入って貰いました。

仕事の面では、
デザイナーなので、細かい日本語のニュアンスが伝わらない故のやり直しや手戻りが多かったです。
てか、これは日本語の表現が曖昧な問題でもあります。
（『微妙』とか『ナイ寄りのアリ』とか。）

仕方ないので、英語が話せるデザイナーの横に付いて新卒さんみたいにOJT。
(この方、英語も多少話せる)

仕事以外では、気さくで気兼ねのいらない性格もあって、
周囲のスタッフともうまくやっていました。
一度、会社に実家から送られてきたというキムチを持ってきてくれたのですが、これがホントにうまかった。

▲確かこんなん

すげぇ辛いんですけど、旨い。
白菜もシャキッとした感じ。

日本のやつより浅漬けなのだとか。ほえー。

●最後も異文化

コミュニケーションの問題は色々あれど、
日本特有のかわいいキャラクターの3Dモデル作りにも慣れてきてくれて、まだまだ怪しいけど何とかなりそうかと思えだしたので、
試用期間後の雇用条件を提示しようと面談。

そこで、
サラサラ女子『ワタシ、来月友達と福岡に引っ越しマス。』

あれ？

えーっと(･ิω･ิ;)

あれ？

流石に固まりました。
ちゃんと試用期間終わる１ヶ月以上前に余裕を持って話しを…

あれ？(･ิω･ิ;)

どうも、頼って日本に来た友達と一緒に住んでいて、
その友達が（距離的に）韓国に帰りやすい福岡の会社への転職が決まったそうで、それなら一緒に行くとのことでした。

あ、ふーん。
そうかー、よかったね…　´_ゝ`）

●まとめ

もともと会話ボロボロだったので、
コミュニケーションは苦労するつもりで採用したこともあり、あまりショックはありませんでした。

が、

このサバサバした別れは想像していなかったです（苦笑）

その後もビザの手続きとかで色々連絡を取ったり、
ちゃんと残した仕事はやり切ってくれたので、
関係は悪くはなかったと信じていますが。
（引っ越し後に博多通りもん送って来てくれました）

こればっかりは異文化を感じました。
もしかしたら韓国では試用期間の意味合いが違ったのかな？

このケースは良い例ではないかも知れませんが、
コミュニケーションボロボロでも技術があれば、
ゲーム業界は採用になったりします。

ゲーム会社やゲーム業界に興味を持つ方が増えてくれたら嬉しいです♪
（海外の方もせめて条件提示を聞いてから検討しようね♪）