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デザイン未経験の既卒ニートがWebデザイナーとして就職するまで

こんにちは、Mです。私は1年前からデザインの勉強を始め、今年の7月からWeb制作会社でデザイナー・コーダーとして働いています。
そこで、今までの勉強や就活の記録をこのnoteにまとめたいと思います。

新卒・デザイン未経験からデザイナーになった人のnoteや体験談はよく見かけるのですが、既卒になっちゃってそこからデザイナーに就職した人の体験談をあまり見かけず困ったので、少しでも同じ状況の人の参考になれば嬉しいです。(全然大したことしていませんが)

文章をダラダラと書く癖があるので、なるべく簡潔にまとめていきます!
深堀したいところは、気が向いたら別途noteを出すかもしれません…

1. 自己紹介・元々のスペック


一生寝てる

年齢:99年生まれ
住み:東京(実家暮らし、最強、ありがとう家)
学歴:4大法学部で行政学を専攻
趣味:音楽活動、オタク
性格:INFJ-T 内向型の完璧主義で職人気質

昔から絵を描くこと、作ることが好きでした。オタクということもあり死ぬほど二次創作や一次創作、MMDなど見ていたのでクリエイティブに対する目はどちらかと言うと肥えていたと思います。

オタクなので(オタクなので)パソコンも幼少期から触っていて未知のソフトをDLしてよく遊んでいたので、その辺りの操作には慣れていました。

たまにポスターやら描いたことしたことはありましたが、Adobeソフトを触ったり本格的にデザインやマーケティングについて考えたことは全くありませんでした。

2. デザインの勉強をはじめるまで(〜大学4年6月)


2-1. 公務員を諦めて就活をする(大学3年7月)

私は元々公務員を目指していましたが、すごく強い動機があった訳ではありませんでした。
そのため、勉強を始めても「なんでこんなことをしているんだろう…勉強に時間が溶けていくことに意義を感じない」と性格的に思ってしまい、就活することにしました。

2-2. 就活するけど、「やりたいこと」が見つからない(大学3年8月〜大学4年5月)

ですが、就活を始めたところで私は特に「やりたいこと」はありませんでした。なので、

自己分析をして、たくさん会社を見れば、そこから自分のやりたいことが見つかる!

そう信じて就職活動に挑みました。ですが、どれだけ就活しても「グッと心掴まれること」はありませんでした。まあ一瞬もなかった訳ではないけれど、その会社に簡単に受かるわけもなく…

2-3. 一応内定出たけど(大学4年6月)

就活の結果としては、大体80社くらい見て30社弱くらい応募して2社内定でした。一応希望してた業界からは内定を貰ったものの、「本当にこの会社でファーストキャリア切ってもいいのか?」「これでいいのか?」と言う気持ちが拭れませんでした。

人生ハードモード


2-4. 元々デザインの勉強をしたい気持ちはあった

公務員を諦めた時点で、「デザインをしっかり勉強したい」「適性があるのならデザイナーになりたい」という気持ちはうっすらありました。

だけど、もしデザインが向いてなかったら。(好きなことを仕事にするリスク的な)そもそもデザイナーってそんな簡単になれるのか。とチキってしまい…一旦就活をして落ち着いたら趣味としてスクールに通おう!と決めました。新卒カード大事だし!大事だし!

今思い返せば、もっと勉強方法など調べて、少しづつでいいからデザインの勉強に手を出しておくべきだったと感じます。0か100でしか考えられない自分の短所が出てしまったなと。

3. デザインスクールで勉強(大学4年7月〜大学4年2月)


3-1. スクールはどう選ぶ?(大学4年7月)

スクール選び、迷う方も多いと思いますが、私は以下の2点を軸に選びました。

・自分のお金で通える料金であること
└元々目指してた公務員やめてさらに就活も終わらんというめちゃくちゃなことしてるので、親にこれ以上迷惑かけたくないし自分で責任持ちたい
・対面で通学できること
└対面じゃないと絶対サボるので

この条件に当てはまったのがズバリ「デザイン業界に就職、転職するための学校」でした。

この学校、本当にいいところです!!めっちゃおすすめ!!「Webデザイン」だけではなく「グラフィックデザイン」をしっかり1から学べます。今の会社でも「いい先生に教えてもらったんだね〜」と社長に言われたくらいです。
しかも安い。3時間の授業を週1回、3ヶ月で6万円切ります。ええ〜〜っ!

あとは対面でクラス制のため
・自分と同じデザイン初心者の人と知り合えること
・同じ課題に対して、色んな人のデザインが見れること

が本当によかったです!意外と同じレベルの人のデザイン見ることってなくないですか?あとは雑談通じて「どうしてデザイン勉強してるのか」だったりのバックグラウンド知れたのも面白かったです。

毎回デザインが完成したらプレゼンするのですが、他の人のプレゼン聞くのすごい楽しかったし勉強になりました。完璧主義の凝り固まった自分の思考をほぐしてもらうことができました。

こんな感じ

3-2. まずはグラフィックの勉強(大学4年7月〜12月)

私はまず、「グラフィックデザインコースA・B」に7月から10月までの3ヶ月間、3時間×週2で通いました。この期間は大学はほぼ夏休みだったので、デザインの勉強とバイトがメインの生活でした。
3時間×週2と聞くと拘束時間は少なく感じますが、初心者が2週間に1つのペースで作品を仕上げていたので、かなりハードでした。
プレゼンの前日はみんな徹夜で制作していました。

この時点でAdobeソフトに初めて触れたので、別途本買って勉強しました。
私が使ってたのは下の本です。

正直本を読んで全ての操作が頭に入る訳ではないので、「○○をしたい時●●の機能を使うとやりやすくなる!どうやるかは知らんけど!」ってことが認識できれば良いと思います。ググるために何をググれば答えが出るのか知る、と言う感じでしょうか。

他にも、このnoteであげている「デザインのドリル」や「デザイン分析」を行なっていました。

実際にデザインを学んでみて、すごく楽しかったので次のレベルのコースも受講を決めました。また、アイデア重視の広告より情報を組み立てるWebデザインの方が向いていると感じたので、今後はWebデザインを中心に、またコーディングも学ぶことにしました。

スクールで制作したものはポートフォリオにまとめてあるので、拙い作品ばかりですがぜひご覧ください。

3-3. Webデザインに興味を持ち、コーディングも勉強する(大学4年10月〜2月)

そして、この時期からグラフィックと並行してコーディングの講座も取り勉強を始めました。ここでは、HTML/CSSを中心にJquery・Java・画像・SEOなどの関連知識も勉強しました。

スクールの授業はProgateで予習したこともあり、結構簡単でした。
コーディングの後期のカリキュラムが自分で1からサイトを作ることだったのですが、特に先生とも話さず黙々と作業しているのに莫大なお金が飛んでいくことに嫌気が差しスクールをやめました。(この辺でスクールがいかに高コストかに気づきました)

グラフィックは全ての講座課程を取り終えることができました🌸
そして、先生からの後押しと、スクールを通じて「デザイン楽しい!もっと勉強したい!」と思ったため持っていた一般企業の内定を蹴ってデザイナーを目指すことを決意しました。

特に心に残っているのが、「デザイナーは特別な仕事と思われがちだけど、そんなことはない。普通の仕事と同じようにデザイナーは存在する」という先生の言葉です。「デザイナーに就職する」なんて言葉で見るとハードルが高そうですが、実はそんなことはないんだと気付かされました。

4. スクールを辞めてからの勉強(大学4年3月〜既卒5月)


MENTAを通じてコーディングを勉強する(大学4年3月〜既卒5月)

スクールをやめて「コーディングはわからないところだけ聞くスタイルにしよう」と思い、MENTAというサービスを使ってメンターをつけました。

ここでスクールで取り組んでいたサイトを完成させ、改めてメンターさんの元でHTML/CSSを復習しました。スクールでは学ばなかった部分も多く、とても勉強になりました。
プログラミングは「言語」であり、正解は一つではありません。一人ではなく色々な人から教わり、自分にあったやり方や勉強方法を見つけるのが大事だと感じました。

また、コーディングはWebデザインをやる上で必ず勉強した方がいいと思いました。なぜならば、「コーディングしやすいデザイン」「実現可能なデザイン」を考えなければならないからです!まだ勉強してない方はぜひ!

これで基本的なコーディングのスキルは身につけることができました。
あとUIデザインもちょっと齧りました。Figmaとか。

5. 就活、そして内定(既卒6月)


5-1. ポートフォリオは簡単でいい

Webデザイナーになるためのスキルは結構揃ったので、「デザインの勉強を始めて1年経つしいい加減就活するか〜〜!!」ということになりました。(本当に嫌でずっと先延ばししていた…)

また、なぜWebデザイナーを目指したのかなのですが、以下の点が個人的には惹かれました。

・求人が一番多いので入りやすい
・コーディングが楽しい(←結構でかい)
・グラフィックも頑張りたい
・他のデザインジャンルをやってみての消去法

そして問題のポートフォリオ制作なのですが、1から作ると莫大な時間がかかり、一生就活が始まらない可能性があるため、以下のスケジュールで応募と制作を並行して行うことにしました。

目標:簡単なWebデザイナーのアルバイトに応募する
6月に応募して、7月から働ける様にしたい→(現在のバイト先の)7月分のシフト提出までに目処を立てる
●必要なこと:今までの作品をポートフォリオにまとめる
・PFが簡単に作れるサイトにまとめる(モックアップ+文章のみ)
└1週間で制作
・自分でコーディングしてサイトをつくる(2週〜3週間くらい)
・紙のデザイン(最終的に必要であれば)

まずはポートフォリオのサービスを利用して制作し、そのレベルで簡単に応募できそうな会社に片っ端から応募することにしました。
ちなみに責任のある正社員が嫌であえてアルバイトで探してました笑

5-2. 就活したら1社目で内定が出る

主にワンクリックで簡単に応募ができるIndeedで求人を探していました。その他にもWantedlyやビビビットなどでも求人を見ていました。
あまり覚えていませんが、10社くらい応募して返信が来る&面接してもらえたのが3〜4社だったと思います。

そこで現在の制作会社に声をかけていただき、内定をいただきました。実務経験を早く積みたいという気持ちが強かったので、すぐ承諾しました。

ですが、面接辞退した会社から名残惜しそうなメッセージが来たり、一応登録してたWantedlyでもスカウトが来たのでもう少し頑張っても良かったのかもしれません。

6. 実際に働いてみて(現在)


6-1. ギャップとやりがい

まず、「仕事のデザインは今までと全然違う…!」と言いますが、私はそんなに想像と乖離してませんした。
また、ネットで見るのはなんだかんだで狭い世界だと感じました。デザイナーもいろんな人がいます。ネットだと意識高い系の人が目立ちますが、うちの会社はのほほんとした人が多いです!笑

働き方についてですが、私はアルバイトですが普通に社員と同じように働いています。(これはよく言われるけど本当だった)
今は目の前の仕事に必死ですが、徐々に目標を明確にしていきたいと思います。

そして、勉強しながら給与をもらえるのは有難いし、何よりも作ったものが世に出て人の役に立つのが本当に嬉しいです。
制作会社なので、いろいろな業界に携われるのも楽しいです。
体力面も心配でしたがテレワークが週の半分なので全然疲れないです!自由度目的でデザイナーになった訳ではないですが、好きな場所で自分のペースで作業できるのはやっぱり最高だと思います◎

6-2. 応募しよう!!!

若さってのは本当に武器で、グラフィックやコーディングのスキルが追いついてなくてもしっかり考えられてさえいれば全然採用されると身を以て感じました。
なので、もし私みたいにウジウジしている人がいたら、バイトとかインターンとか簡単なところでもいいので是非1歩を踏み出してみてください!

結局長くなってしまいましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。


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