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「あなたのやっていることはモラハラです」と伝えたときに、加害者から返ってくる3つの反応

こんにちは。ねこねこです。

モラハラ加害者に向かって、「あなたがやっていることはモラハラです」と伝えたいと思ったことはありませんか?

モラハラ被害にあっていると、あまりに支離滅裂で理不尽な加害者の行動や言動は、明らかにおかしいものだと感じるので、ちゃんと伝えれば加害者もそのおかしさに気がつくだろう

とか

自分がどんなにひどいことをしているのか気がついてもらわないと、モラハラを止めることはないだろうから、止めてもらうために気づかせよう

とか

「誠意をもって正論を伝えれは、人は理解してくれるはず」という前提に立って、モラハラ加害者に「あなたはモラハラをしているんです」ということを、どうにかこうにか伝えようとしたくなる場面があると思います。

ただ、この行為は労力がかかるだけで、良い結果になりません。

断言します。あなたが、どんなに頑張って加害者にモラハラを訴えても、加害者がそれを理解することはありません。

では、実際に伝えてみるとどうなるでしょうか。

返しとしては、主に以下の3つのパターンがあります。

勝手なモラハラ定義を持ち出し、自分はモラハラ加害者ではないと主張するパターン

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最初にモラハラだと伝えたときに、最も多い返しはこれだと思います。

まず、自分はモラハラではないと真っ向から否定してきます。

そして、否定するときに、「モラハラとはこういうものだ」という、加害者が自分のなかで自分に当てはまらないように設定したモラハラの定義を出してきます。

例えば、あからさまな暴言を吐いたり怒鳴ったりはしない加害者の場合は、「モラハラっていうのは、暴言を吐いたり怒鳴ることをいう」といったり、暴言を吐く人は、「モラハラっていうのは細かいことなどを毎日指摘することをいう。だから、これはただの喧嘩だ。これくらいのことでモラハラっていうなら世の中モラハラだらけだ」などと言います。

もちろん、これらの主張の中で、あなたの人格否定をしてくることも忘れません。

セリフの例だとこんな感じです。

「どの夫婦にもある普通の喧嘩をモラハラなんて大袈裟にいうのは間違っている。そんなに極端な思考だから幸せになれないんだ。人にモラハラだとか言ってないで、その極端な思考を直すべきだと思うけど」

この反応は、あなたが意を決して「モラハラだ」と伝えると、秒で返ってきます。

あなたの発言を受けて、「そうなのかな?」とか、「あなた(被害者)は自分(加害者)のことをモラハラだと感じていたのか」とか、理解をしようとする方向に思考が傾くことは1ミリもありません。

それはお前だパターン

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続いて、モラハラはしているのは被害者の方であると主張してくるパターンです。

例えば、モラハラ被害者である妻が夫に向かって、

「些細なことで、長い時間お説教をされることが多くて、気が滅入っていて・・。何度もやめてほしいとお願いしていたけど、ひどくなる一方だったから、調べてみたら、そういうのってモラハラ行為になるんだって・・・。」

と伝えたとします。それに対して加害者の夫は

「なるほどね。それでいくと、君も何かにつけて僕にあれをしていない、これをしていないとか言ってくるよね。実は僕もそれで気が滅入っていて。何でなんだろうと思っていたけど、モラハラだったんだなって気が付いたよ。君のほうがモラハラなんじゃない?」

なとど、論点をすり替えつつ、妻の罪(あれをしていない、これをしていないと何度か言ったこと)をでっち上げ、妻の方がモラハラだと主張します。

妻は思いがけない返しに混乱し、どこから話を修正すれば良いのかわからなくなります。

そして、夫のペースに巻き込まれて会話はおかしな方向へ展開し、妻が「あなたの行為はモラハラだ」と伝えたことについては、消し去られ、無き問題となります。

被害者になるパターン

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最後は、モラハラだと伝えられてことで傷ついただの、ひどいだの主張して、自分が被害者になるパターンです。

あなたがモラハラだと伝えると、加害者は少しだけ間をおいて、こんな風に言います。

「自分なりに二人のことを考えて、一生懸命努力をしてコミュニケーションしていたのに、それをモラハラだと言われて正直残念だし辛い・・・」

「家族のために一生懸命やってきたのに、それをモラハラだと思われていただなんてショックだ・・・」

「自分(加害者)がモラハラかどうか」という議論や、「あなたがモラハラに苦しんでいる」という事実を無視し、「自分(加害者)がモラハラだと言われた」部分だけを切り取り、そう言われたことに深く傷ついたと主張し、被害者側に立とうとします。

そして、あなたを加害者の立場に追い込むとともに、あなたに罪悪感を植え付けようとします。

まとめ

これらのパターンは、必ず単独で返ってくるのではなく、複数コンビネーションで返ってくることもあります。

とにかく、加害者は自分がモラハラをしているということを認めません。

認めないどころか、そう言われたことを利用して、あなたを攻撃してくるのが常です。

加害者に、その行為を伝えようとしても百害あって一利なし。決してあなたの想いや気持ちが伝わることはありません。

大切なあなたのエネルギーを無駄にしないよう、「モラハラです!」と伝えたくなったら、この3つのパターンを思い出してくださいね。

今日も1日、お疲れさまでした。


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