見出し画像

職場でのモラハラ対処法 ー 基本編

こんにちは。ねこねこです。

今日は職場にモラハラ加害者がいて、人間関係に悩んでいる場合に、どのようにそのモラハラ加害者と付き合っていけばよいのかをお話しします。

1,まずは加害者本人を観察

画像3

モラハラ加害者が上司であれ、先輩であれ、後輩であれ、まずはフラットに観察してみましょう。

観察のポイントはこの3つです。

・加害者は誰にモラハラをしているのか
・人によって態度がどのように変わっているか
・モラハラ加害者は仕事面、人物面で社内からどのような評価を受けているか
・モラハラ加害者はどのような目的でモラハラをしているのか

例えば、同僚女性のモラハラに悩んでいる場合だったらこんな風に。

・誰にモラハラをしているのか
→自分にだけモラハラをしている
・人によって態度がどのように変わっているか
→自分以外とはうまくやっている。上司には媚びを売っているように見える。
・モラハラ加害者は仕事面、人物面で社内からどのような評価を受けているか
→仕事はよくできるという評判。他の部署にも知り合いが多く、上手く会社生活を送っているように見える。

・モラハラ加害者はどのような目的でモラハラをしているのか
→ストレス発散?

必ず正しくなくて良いので、あなたなりに観察して考えてみてください。

☆このステップの意味

モラハラ加害者をよく観察することで、客観的に自分とモラハラ加害者の関係を見られるようになります。

モラハラされているのは自分に問題があるんじゃないか?と自分を責めてしまう気持ちがどこかにあるときや、とにかくあの人(モラハラ加害者)は嫌な奴だと怒りの気持ちで支配されているときに特に有効です。

加害者を観察して、モラハラの目的は何かな?と冷静に考えみると、ストレス解消だったり、ただの八つ当たりだったりすることが多いです。

そうすると、その問題である「加害者のストレス」は加害者が処理すべきものであって、あなたがサンドバッグとなり引き受けるものではないということが良く分かると思います。

2,距離感を見直す

画像2

職場においてモラハラをされているときは、基本的に加害者との距離が近すぎるときです。

ここで言う距離とは、純粋な仕事以外の面での距離です。

例えば、モラハラ加害者とあなたが会議で一緒になった時に、あなたが作った資料にミスがあり、加害者に大げさにため息をつかれたとします。

あなたは資料のミスをその場で訂正すればよいだけなので、ため息は無視すればよいはずです。

ところが、「迷惑をかけてしまった・・・」とか、「あんなため息をつくなんて嫌味!」など、必要以上に加害者の取った行動に反応してしまっていたりします。

これが距離感が近すぎるということです。

モラハラ加害者の言動、行動を仕事上で本当に必要なラインを越えて気にしてしまっているわけです。

あなたと加害者の関係性は、ただの同僚のはずです。

ただの同僚というのは、同じ職場で会社に利益をもたらす活動をする者同士という意味です。

決して友達ではありません。

職場に仲が良い人がいると楽しいですし、毎日顔を合わせる職場の人とはなるべく仲よくしようと考えるのは当然のことだと思います。

でも、モラハラ加害者と「なるべく仲よくしよう」と考えると、余計ひどいことになるので、ここはスパッと仕事上だけの関係と境界線を引くことが大切です。

距離感を決めるときは、仕事に支障が出るか出ないかを基準に、支障が出ない範囲で思いっきり距離をとってしまうと良いと思います。

☆このステップの意味

このステップで大切なのは、モラハラ加害者と適正な距離をこちらから取ることで、モラハラ攻撃にまきこまれにくい状態を作ることです。

しかし、モラハラ加害者は、被害者が距離をとると悪口を言いふらすという方法であなたを攻撃してくることが多々あります。

この悪口攻撃に対しても反応せずに一旦スルーして、3のミステリアス作戦を素早く実行してみてください。

3,ミステリアスを目指す

画像1

モラハラ加害者と仕事上のコミュニケーションを取るときは、動きはエレガントに、表情は穏やかかつ歯を見せない薄いスマイルを心がけてみてください。

モラハラをしてくる人の大好物は、あなたの反応です。

あなたがワタワタしていたり、狼狽していたりすると、モラハラ加害者は「手ごたえあり。もっとやってやろう。」と考えます。

また、あなたがモラハラ加害者に反抗的な態度を取ったり、威圧的な態度を取ると「生意気。もっとやってやろう。」と考えます。

なので、こちらとしてはモラハラ加害者があなたに何かしてきても、それに対して特に反応しないでさっと切り上げてしまうことが有効です。

それが上手く出来るようになったら、次はモラハラ加害者があなたの意図や気持ちを図りかねるようなミステリアスな雰囲気を出せるともっと良いです。

ミステリアスな雰囲気というのは、独特の魅力を持ちますし、「自分がある人」に見えます。

モラハラ加害者が好きなのは、「自分が支配できそうな人」なので、支配できるのか出来ないのかよくわからないミステリアスな人にはどう接して良いのか分からなくなります。

☆このステップの意味

あなたが今までモラハラを受けていたのは、「モラハラしやすい人」とみなされていたからです。

あなたならどんなにモラハラしても大した報復はしてこないだろうと思われていたでしょうし、自分に不利益なことにならないと思われていたのです。

しかし、独特のミステリアスなオーラをまとうことで、あなたは今までよりも自立した人に見えますし、理不尽なことをしたら相応の対応をしてきそうな「モラハラしにくい人」になっていきます。

最後に

今は職場でのハラスメントに対する意識は向上してきているので、一昔前のような明かなパワハラ、セクハラは減ってきているようですし、専門の通報窓口が用意されていたりします。

しかし、地味だけれど陰湿なモラハラはちらほら見受けられる上に、そのひどさが上手く理解されないために相談もなかなかできないということが多々あります。

その結果、ずっと我慢・・・となってしまうと大変つらくなると思うので、まずはこの3つのステップを試してみてくださいね!

今日も1日おつかれさまでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?